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懐かしく、せつなく、美しい故郷の原風景
2004年の中越地震の際、小学館は、震災に見舞われた新潟県山古志村の被災前の美しい風景を撮り続けてきた一人のアマチュア写真家・中條均紀氏の作品をもとに、復興応援写真集『山古志村ふたたび』を刊行しました。この写真集は、復興に立ち上がる地元の人々を応援すべく、その収益を山古志村復興基金に寄付いたしました。それと同じ試みを、東日本大震災でもできないか――それが、本書の出発点でした。
しかし、今度の大震災は、被災した地域があまりにも広く、また津波による被害が甚大だったため、とても一地域に限定することができませんでした。そこで今回は、より広く、より多くの方々が撮った東北の写真を集めるべく、投稿作品を募集する方法をとりました。その結果、2011年9月から年末にかけての3か月間に、合わせて2000枚を超える写真が集まりました。
本写真集は、これらの投稿写真の中から、作家の椎名誠氏、フォト・ジャーナリストの山本皓一氏の協力のもと約160点を選び、「失われた風景」「美しき故郷」「忘れえぬ思い出」という3部構成で掲載しました。
懐かしく、せつなく、そして美しい--故郷の原風景を集めた写真集です。
Posted by ブクログ 2016年03月12日
3.11後の映像は、嫌というほど何度も見てきた。
でも、3.11前にも、生活と風景があったのは間違いない。その場にいないとわからない原風景を見てみたい。
なかなか、写真集を見ようとは思わない私ですが、作品のクオリティよりも、そこにある思い出を感じれる、素朴な投稿写真集でした。
こういう素敵な企画...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年06月01日
(No.12-44) 写真集です。
普通の日常生活を写したもの。
あるいは写真を撮るのが趣味の人が、ここぞと頑張って撮ったもの。
お祭りの写真。
モノクロの昔の写真。
旅行の想い出写真。
もし表紙を見ず、写真に添えられている文章を読まなかったら・・・。
なぜこれがわざわざ写真集として出版されたの...続きを読む
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