虚報

虚報

743円 (税込)

3pt

「ビニール袋集団自殺」。無関係の人たちが、ビニール袋をかぶり、睡眠薬で集団自殺、しかも見つかりやすいようにドアを開けておく…。連続するこの自殺の裏には、ある大学教授が運営するサイトの存在があった。事件を追う、東日新聞社会部の有名キャップ市川と、若手記者長妻は、スクープ合戦の中、何度も“抜かれ”ながら独自の取材ルートで真実を追う。自殺サイトはなぜ立ち上げられたのか? 東京、新潟、米国etc. 事件の裏にある虚実とは? 報道の最前線を描くエンターテインメント小説。

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虚報 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2020年01月23日

     元新聞記者の堂場さんは、モデルなしで人物を書きさりげないディテール(細部)を連ねてリアリティを固めていると「あとがき」の解説されている。確かに表現は登場人物の個性をうまく生かして躍動的かつ泥臭い部分まで書かれているのです。
     物語は、新聞ではあまり取り上げて報道しない「自殺」をテーマに上げている。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年08月29日

    すっごいおもしろかった。堂場さんの本集めようかなぁ。エンターテイメントって書いてたけど、区別が全然わからないp_q

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    Posted by ブクログ 2024年02月05日

    面白かったー!

    仕事ってそういうものだよね。
    人生ってそういうものだよね。
    劇的ってないよね。

    長妻くんは充分劇的な人生だと思うけど。
    医者とか警察とか軍人とかじゃないと人の死の間際にはそこまで触れないと思うし…

    色々あったけど、誰かの少しづつの優しさに包まれていて幸せだと思った。

    市川くん...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年12月19日

    鳴沢シリーズでは随分楽しませて貰ったけど、
    これがいっちゃんですた。クライマーズハイ、
    運命人と並ぶ、私的新聞小説トップスリーでおま。

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    Posted by ブクログ 2013年02月11日

    久々の堂場瞬一作品。
    出張帰りの飛行機に乗る前の売店で手にしました。

    刑事・鳴沢了シリーズで随分と楽しませていただきましたが、今回は新聞記者が主人公。
    ちょうどこの前に読んだ誉田哲也の『主よ、永遠の休息を』と重なる。
    意図したわけではないのだが、そんな風に似たような本と出会うことがある。

    自殺教...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年12月26日

    有名大学教授が集団自殺に関与したという週刊誌のスクープ。そこから始まる報道の加熱と追う新聞記者の話。

    全体的に重く、読んでいてなんだか息苦しくなってくるのは、それだけリアルだからなのかな。
    若手記者・長妻の焦りや不安をひしひしと感じながら読みました。
    『虚報』に至るまでの伏線、息苦しかった。
    ハッ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年09月14日

    新聞記者さんのお話。
    個人的には上山さんが好き。雰囲気も言ってることも顔も(想像)もいいよー。
    ただー市川さんと長妻さんの関係をもうちょっと深く?うーんなんていうんだろう因縁めかせて?ほしかったかも?そこちょっと違和感あった。

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    Posted by ブクログ 2012年06月26日

    新たな分野の開始?

    真実を伝えることに奔走する記者
    警察担当や、キャップ、デスクの人間模様と
    制作に携わる新聞の現場物語。

    新聞を題材にした小説、最近は少ないが
    「クライマーズ・ハイ」横山秀夫の小説を想いだした。
    堤真一。山崎務。…映画化されている。

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    Posted by ブクログ 2012年05月12日

    新聞記者の仕事ぶりと、自殺の是非がメインのお話。
    サイトを主催する教授は自死と言う。

    苦しくて先が見えなくて未来を閉ざす道を選びたくなることもあるのだろうけれど、いつかは先が見えてくると信じて生きている方が良いと思う。
    他人の命も自分の命も大切にしようよと言いたい。

    功をあせった若手記者が相手の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年08月21日

    テレビでも活躍する大学教授のサイトがきっかけで
    全国で頻発する自殺。

    教授は何故そのようなサイトを作ったのか

    若手とベテランの新聞記者が謎に迫る

    新聞や雑誌のスクープ合戦の裏には
    こんな悲壮な苦労があるのかと驚く。

    元記者の作者ならではの作品

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