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ある年の正月のこと。初詣も兼ねて遊びに行った鎌倉の帰り道。大船駅前に突如として現れた観音様の巨大な胸像と出会い、幼い頃のあの恐怖の記憶が甦った。大船観音。胸像にもかかわらずその高さは実に25メートル。鎌倉大仏の約2倍もの大きさなのだ。胸から上だけでその大きさなのだから全身が現れるとゆうに50メートルは超えるだろう。なんて怖いんだ。そして、僕はその場に立ち尽くしながら決意した。
「全国にある大仏を見にいこう」。
単に“怖いもの見たさ”から思い立った巨大仏めぐり。ネットなどでざっと下調べしてみると、全国には実に多くの巨大仏が存在していることが判り、驚いた。大仏の代名詞となっている「鎌倉の大仏」(13.35メートル)や「奈良の大仏」(14.98メートル)以上の大仏がなんと!約80体も存在していたのだ。……「はじめに」より
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Posted by ブクログ
2010年発表。
ウルトラマン(40m)より大きな仏像が、
日本各地に
存在してるのを知ってますか?
その唐突かつ
マヌケな景色は、
何故日本人の心を熱くするのか?(笑)
そんな違和感満載な
パラダイスを
北海道から九州まで
28体も集めた
世界初の
巨大仏写真集です(笑)♪
手掛けたのは
『ロンドンハーツ』や
『アメトーク』でお馴染みの
放送作家・中野俊成。
本書の表紙にも登場の
120mという
日本最大の大仏として知られる
茨城県の牛久大仏、
全長100mはある
宮城県の仙台大観音などは
まさに圧巻!
ちなみに
有名な鎌倉大仏で13m、
奈良の大仏で15mなので
いかに巨大仏がデカいかが
分かると思います。
巨大仏のある風景には
なぜか『おかしみ』が
つきまといます(笑)
周りの風景と
まったく合っていない(景観を無視した)ミスマッチ感(笑)
普通に民家が立ち並ぶ場所に
突如として現れる
そのシュールな光景は、
まるで異次元か
異世界に迷い込んだかのよう(^_^;)
その巨大さに圧倒され
笑いが込み上げながらも
(誇らしげなその表情は、
どれも『どや顔』に見えてくんねんなぁ)
名もなき石工に
思いを馳せてみるのも
いいんじゃないかな。
(といってもその8割方はバブルの時期に宗教とは全く関係のないお金持ちの道楽で
建てられたらしいです)
プロの写真家ではない
中野さんが撮った写真や
添えられた言葉からは、
巨大仏への愛情が
ひしひしと感じられて
実際に観てみたいと思うこと必至です♪
ちなみに
どの場所も
駅からはバスもないような場所にあったりするので、
車で行くのがベストとのこと☆
電車で行くなら
石川県の加賀大観音(73m)が
JR加賀温泉駅から徒歩10分圏内で
近くには有名な加賀温泉もあり、
電車からも
その巨大な姿が拝めるそうです(^_^)
JR芦別駅前の
北海道大観音(88m)も
電車でならオススメです☆
Posted by ブクログ
撮影者本人が語る巨大仏の魅力は「違和感」。デカ過ぎるが故に周囲の景観やら環境、加えて恐らく付近住民の生活の風景や記憶も壊しまくってる訳だが、周辺の家屋や建物、住民達が一緒に写り込んだ写真からは、そんな巨大仏の発するボリューミーな「違和感」がよく感じられる。 ここに収められた大仏の少なからずが現在閉鎖されていることからも分かるように、多大なコストをかけたこれらの建造物は経済的にも「やっちまった感」溢れるドラマを纏っているはずだ。その辺のバカバカしい歴史も読んでみたかった点が減点理由だが、パラパラめくれる手軽さは放送作家らしいポップな仕事だ
Posted by ブクログ
著者である中野さん(有名番組を多数手がける放送作家さん)は幼い頃恐いものがあった。それは着ぐるみである。
自分より大きなものに怯えた中野少年は大人になり、遊びに行った鎌倉で突如として現れた観音様に出会い、なんて恐いんだ、と立ち尽くし決心した。
「全国にある大仏を見にいこう」と。
まったくもって意味不明の思考回路である。恐いなら見に行かなきゃいいのに……と思うのだが、あとがきを読んでその思考回路に納得した。日常に生じる"違和感"を楽しんでいるのだ。
撮影された大仏様たちはどれも愛嬌たっぷりで、写真に添えられたコメントといい、撮影者の愛を感じずにはいられない。
当然自分も足を使って見に行くのが一番いいのだろうけど、自分ではおそらくそんなアングルで見ないだろうと思う写真が数多くあったので、見に行くのとは別の魅力がこの写真集にはある。
国内にこんなにも巨大仏があるなんて、日本は広いなあ!
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