「東京電力」研究 排除の系譜

「東京電力」研究 排除の系譜

1,705円 (税込)

8pt

4.2

「東京電力」とは何だったのか? 原発事故で露見した「安全神話を守るために安全を度外視する」体質。労働組合を潰し、少数意見を監視し続ける一方で、上から下まで一体となって「人間開発」に邁進してきた歴史。これらはわれら日本人が戦後を通じて選択し、体験してきたことではないだろうか。かつて経済記者としてキャリアをスタートさせたジャーナリストが、自らの原点に立ち返り、集大成として追う巨大企業の歴史と将来。

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「東京電力」研究 排除の系譜 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2013年04月29日

    膨大な文献と当時の関係者へのインタビューを基にして東京電力の姿を浮き彫りにした一冊です。我々はなぜ原発を選んだのか。なぜ巨大企業の支配を望んできたのか?これは全ての日本人に対する問いであると思います。

    本書は書店で目にして以来、ずっと気になっておりました。で、先日ようやく手に入り、読み終えることが...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年04月07日

    原発絡みの話だけではなく、東電のルーツから振り返り、その根本的な企業の理念思想から現在の歪みを照らしだそうしている。この筆者としては抑制された筆致なので、立場を問わずおすすめしたい。

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    Posted by ブクログ 2013年02月09日

    日本経済中枢に位置する東京電力の社歴を追いながら、日本の暗部に切り込んだ骨太なルポルタージュ。国家、企業、アメリカの思惑によって個人の尊厳や生命が押し潰される過程は、恐怖と無力感を感じます。3.11後の脱原発を考える上でも非常に興味深い1冊です。

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    Posted by ブクログ 2013年01月06日

    講談社がこのような一冊を世に出していることで
    私の中では、この出版社をグレードアップさせてしまった。

    いつも過激な(そこが魅力なのですが)斎藤貴男さんが
    感情を押さえに押さえて、
    まるでローストビーフに旨味が染みとおるようにじっくり芯まで火が通るような様子で書き進めておられるのがすばらしい。

    ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2013年06月24日

    『東電の成立からの各種裏エピソードを雑多にまとめた本』という感じ。書きたいこと、言いたいことが多過ぎて脱線気味。褒章に対する東電経営陣の態度なんてどうでもいいのだよ。
    最終章の『受忍』と『犠牲のシステム』を交えた論考は流石。というか、これを書きたいがために書き起こしたのかもしれない。

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