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「戦争は平和なり 自由は隷従なり 無知は力なり」
〈ビッグ・ブラザー〉率いる党が支配する近未来では、ありとあらゆることに統制が加えられる超全体主義的な社会が成立していた。真理省記録局で歴史の改竄に従事していた主人公・ウィンストン・スミスは、奔放な美女ジュリアとの出会いを契機に、反政府地下運動に惹かれるようになっていく…。
先の見えない不安な時代に売れると言われる本作品。トランプ大統領が就任した際、アメリカ国内での売上ランキングで1位となり話題になりました。また、ノルウェー・ブック・クラブの「世界最高の文学100冊」にも選ばれ、世界中で高い評価を得ています。こんな社会はありえないだろう…とページをめくっていくうちに、『一九八四年』的未来はSFにとどまらないのかもしれない…と考えはじめてしまうでしょう。現代を生きる我々に警鐘を鳴らす一冊です。
Posted by ブクログ 2024年03月10日
人間の尊厳がこれでもかというぐらい踏み躙られる。未来予想として当たっているなどの視点は一旦置いておいて、その踏み躙り方は呵責がなく、一読に値する。
言語、記憶が管理され、内面が操作、誘導される様は本当に恐ろしく、これらの外側の社会(プロール)は経済的には過酷かもしれないが、精神的にはユートピアだ。...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月29日
世界観の作り込みが面白い。
言語を奪われる事の恐ろしさ。
ただ、新しい言語が施行されても、結局時の流れと共に人々のコミュニケーションが交わされる中で新しい語彙、用法共に増えていき、言葉をそのままに留めておく事は不可能であろうという確信。
オブライエン(主人公に党への反抗を持ちかけると見せかける奴)...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月15日
めちゃくちゃ面白かった…。
自分たちの世界は民主主義と思い込んでるがここで描かれてる監視社会の社会主義と何が違う?
ニュースの情報を何も考えずに受け取っていないか?何も疑わずにSNSの情報を受け取っていないか?
スマートフォンやテレビなどSNSからの映像やニュースの映像を見て他国、他社に憎悪を...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月11日
現在読書中ですが、まさに現代の社会を風刺しているような内容です。この本が書かれたのは今から80年ほど前で、当時のソ連をモデルとして描かれているようですが、まるで現代を透視していたのかと思えるほどです。ジョージ・オーウェルが警告した全体主義の社会がすぐそこまで差し迫っている、いや、もうすでに私たちはそ...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年01月27日
オーウェルが書いた近未来世界から40年の節目を迎えたこともあって、今年読む最初の一冊には本作を選択した。この小説に目を通すのはもうこれで何度目かとなる。コンラッド「闇の奥」と同様、小生ごとき凡人では永遠にオーウェルの意図した真理へは辿りつけないだろうと思いつつも、その抗いがたい哲学的ディープさに魅了...続きを読む
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