華氏451度

華氏451度

680円 (税込)

3pt

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「本」が禁じられた世界、焚書官モンターグの仕事は、本を見つけて焼き払うことだった。人々は超小型ラジオや大画面テレビに支配され、本なしで満足に暮らしていたのだ。だが、ふと本を手にしたことから、モンターグの人生は大きく変わっていく……現代文明に対する鋭い批評を秘めた不朽の名作。

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華氏451度 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「世の中に本がなくても困らない」「本を読まなくても平気」な人がいる(このサイトにはいないだろうけど)。そういう人だって情報はないと困るし、ネットニュースやSNSやTVなどで収集しているだろう。この小説で書かれる「書物」と「TV」は情報を得る媒体として何が違うのだろうか? 一つは読書という行為は受け身

    0
    2021年07月05日

    Posted by ブクログ

    昔のSF小説を読むと、人間社会の行く末を的確に予見した知性の働きに驚く。

    本が禁止された世界で、焚書官モンターグの仕事は、本を焼き払うこと。人々は本を読み、物事の本質を捉えることをやめてしまい、物事を考えるいとまを持つこともなく、「幸せ」に暮らしている。
    しかし、その世界には戦争が迫っている。テレ

    0
    2021年06月24日

    Posted by ブクログ

    素直に面白かった。物事を考えるのに必要な知識と閑暇(ヒマ)を人間に与えるのは本ではなく、自分以外の人間である他者との関係性なのだろう。

    0
    2020年06月20日

    Posted by ブクログ

    集中力がいる作品だが、今年一ワクワクして面白かった。

    思想の統一 が焚書という非現実的な設定でまとめられているが、遠い未来こうしたことが起こらなくもないかもと思えた。
    ネットで情報が拡散される今の世の中を舞台とした物語も読んでみたい。
    映画版も観ようと思う。

    0
    2019年07月18日

    Posted by ブクログ

    全ての教育者は読むべし!!「本を読まないとバカになる」のは本当なんだな、と思わせる1冊。(3-5-2010)

    0
    2018年10月08日

    Posted by ブクログ

    本が禁止となった世界で本を燃やす仕事をしている主人公が自らの仕事に疑問を抱き始める。
    現代のスマートフォンのようなものに人々は夢中であり娯楽はあるが空虚なディストピア的世界観。

    0
    2018年08月09日

    Posted by ブクログ

     この作品が六十年も前に書かれたことがまず驚き。
     作品内で描かれている書物、テレビ、広告、ラジオ、選挙などと人間との関係性は、現代において全てフィクションとは言いきれないほどにリアリティーがある。娯楽の洪水に溺れて"考える"ことをやめてしまうのは簡単で楽だけど、本当にそれでいい

    0
    2015年12月08日

    Posted by ブクログ

     本の所持が禁止された世界を舞台に、見つかった本を焼き払う”焚書官”の仕事をするモンターグの姿を描いたディストピアSF。


     以前NHKの「クローズアップ現代」で読書について取り上げられているのを見ました。その番組の中の実験で普段読書をする学生としない学生でレポート課題に取り組む際どのような違いが

    0
    2015年07月30日

    Posted by ブクログ

    書籍を持つことが禁じられた世界。書籍の一切を焼き払う「焚書官」という仕事に就くモンバーグは、近所に越してきた不思議な少女クラリスと出会い、また書籍とともに命を落とす老婆の存在を目の当たりにし、本を忌むこの世界に疑問を持ち始める。

    思考すること・物事に疑問を持つことの重要性、思考の時間を奪われること

    0
    2015年07月30日

    Posted by ブクログ

    「火の色は愉しかった」
    この冒頭の一文に惹かれ、一気に読みました。自分から何も考えずただ刺激的な快楽を受け取るだけの未来は、もう現在のことになっている。壁一面のテレビはスマートフォンに、テレビ中の「家族たち」はSNSの繋がりに姿を変えて。

    0
    2014年09月26日

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