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経済・社会を一瞬にして「死」に至らしめる大停電=ブラックアウト。大飯原発、浜岡原発の再稼動や電力不足が取り沙汰されるなか、まったく語られていないことがある。それは電力マンの本音だ。電力会社で働く人々は、いま本心で何を考えているのか。現場では何が起きているのか。本書はマスコミの電力バッシングから距離を置き、あえて正面から当事者である電力会社の社員たちを取材した一冊。「オフレコで聞いた生の声も多数掲載したが、それくらいの“本音”でなければ描く価値もない」(「はじめに」より)。ブラックアウトを回避すべく、電力を確保したい、社会を安定化させたいという思いはどれほどなのか。供給側から見たほんとうの電力問題がここから見えてくる。【内容】第1章 火力発電所の「廃墟」にて/第2章 東北電力の信念/第3章 知られざる大赤字/第4章 自然エネルギーの実力はいかに/第5章 夢の放射能除去/第6章 「正しく恐れよ」
...続きを読むPosted by ブクログ 2014年05月23日
ただ言えることは真実は一つだがそこに行きつく道は複数あるということ。
自分はどの道を進んでいるのかもう一度考え直す良いチャンスを与えてくれる一冊なのではないか。
今現在電力は足りている。そんな軽々しく発言するべきではない。いかに彼らが緊迫の中、誹謗中傷を受けながらも電力維持をまもりぬいてい...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年03月27日
知ること大事。
2012年時点で書かれているが、各地の電力会社に丁寧に取材してあるため、日本の電力事情がよくわかる。自然の力を利用した発電施設の現状、今後原子力を扱う技術の進歩はあるのか、など微妙な問題も現場の声をありのままに伝えている。
たとえば、原発が必要か不要なのか、その判断を下すためにはきち...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年12月20日
311以降、電力会社がどれだけ頑張っているかが書いてある本です。匿名が多いのですが、それだけ風当たりが強いということだと思う。これだけ優秀な人たちのモチベーションが維持できるのかが、これから心配。
こういった話は文中にも書いてあったけど新聞やテレビではやらないなぁ。この老朽化した発電所の話なんて映像...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年02月19日
なかなか発言できない電力会社の現場の人から取材をしている。
中部電力武豊火力発電所二号機は1972年に運転を開始し、2009年10月に運転休止。最新の発電機が60%近い効率なのに対し39%の変換効率と燃費は悪く、解体を待つ身だったが311の後永崎所長は運転再開準備の指示をする。5月10日の浜岡原発の...続きを読む
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