魔法使いクラブ

魔法使いクラブ

756円 (税込)

3pt

「朝、黄色い車を三台見たから、今日はいいことがあるかもしれない」。魔女になりたい十歳の結仁は、葵と史人と毎日魔法の練習をしている。三人でいると一番元気なのに、なぜかクラスでは上手にしゃべることができない。さらにある日、七夕に書いた願い事を嘲られ孤立を深めていく……。繊細で透徹した視点で描く、揺れ動く少女の心と自立の物語。

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魔法使いクラブ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2013年05月28日

    小学生、中学生、高校生と3章にわかれ主人公の結仁の成長が描かれている。
    大枠はそんな感じだけど感想を書くのが難しい。
    主人公とまわりの人との距離感がこの小説の持ち味というか醍醐味というかエッセンスというか、良いところだと思う。
    文章は難しくなくてすらすら読めてしまうのでとりあえず読んでみるのがおすす...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年07月08日

    書店で目についたタイトルと可愛らしい表紙に惹かれて購読しました。
    「幼なじみの友人たちの中では一番元気なのに、なぜかクラスでは大人しくなってしまう」という主人公・結仁(ゆに)に自分との共通点を見つけたのも心惹かれた理由の一つです。
    小4→中2→高3と成長するにつれて、歳相応さをもって周りに順応してい...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年09月20日

    子供時代って夢だったのかなぁ。と感じてしまうくらい、主人公のゆにちゃんは大人になるにつれて現実的になってゆく。現実って嫌なこともいっぱいあっ、決して毎日楽しいとは言い切れない。だけど子供の頃は何は起こらなくとも無条件に楽しかった。そんなときのことを強く感じさせられました。

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    Posted by ブクログ 2012年05月31日

    ひとりの少女の成長の物語。
    救われないような感覚。
    受け入れること、諦めること、変わらないこと、置いていかれること。
    主人公の基本的な部分はあまり変わらず、そこにあり続ける。
    周囲の変化に対し、受け入れつづけその中で生きていく。
    少し苦しくなるようなお話でした。
    読んでよかったです。

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    Posted by ブクログ 2013年11月30日

    ラッキーカラーは黄色。
    ほんわか系なタイトルに見事にだまされた。(いい意味で…)

    すこしづつ軌道を逸れていって、気が付けば戻ることもできないほど遠い場所にたどり着いてしまったような人工衛星のような…
    とてもほろ苦くて痛々しい、ある女の子の物語です。

    最後のシーンをどう解釈するのか?主人公の未来を...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年12月09日

    「同じ」でないこと、異質なものは傷つきやすい。ひょんなことから世界から弾かれた時、人は魔法に頼りたくなる。

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    Posted by ブクログ 2013年05月24日

    可愛らしい内容だと思っていたら全然違っていて、なかなか苦しい話でした。
    少し読み続けることをためらってしまいましたが、
    時間を置いてそういう話だと分かった上で読むととても面白い。
    純粋なだけではないけれど、日々を過ごす少年少女の話。

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    Posted by ブクログ 2012年08月04日

    主人公の女の子は、魔女になりたいと願う、ちょっと変わった小学4年生。幼なじみの女の子と男の子を誘い、放課後には家の庭の片隅にあるプレハブの物置小屋で、毎日3人揃って魔法の練習を続けます。
    最初はほのぼのとした少年少女の成長記かと思いましたが、物語の中盤以降、登場人物の成長にともなって、徐々にお話の様...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年06月15日

    大人になるにつれて魔法なんて存在しないんだということはおろか、思い描く当たり前の幸せさえも簡単には作れないことを知る。それを思うと、恋する気持ちの不変さは凄い。

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    Posted by ブクログ 2016年07月25日

    全体が暗いのだ。それでも引き込まれてしまう。魔法使いクラブを作った10歳の結仁が2章で中学生になっているのにびっくり。そして3章で高校生に。居場所の無い結仁。自分の居場所を探そうともしない結仁。どうして泣いたり笑ったりしないのだろう。最後の史人の告白にびっくり。

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