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内容の薄い、長~い話を我慢しながら聞いた経験は誰にでもあるだろう。それは日本人が「簡潔にまとめて話す」というトレーニングを行っていないからだ。本書は一分で過不足なく、しかも相手の心に残るように伝える方法を伝授する。聞き手との間に川が流れているとイメージする「川のフォーマット」方式は、すべてのコミュニケーションの基本になる。さらに、以下のような場面で使える技術を伝授する。【プレゼン】一文であらわすコンセプト、そしてデメリットの明示を忘れるな【謝る】間違いの分岐点のみを抽出して説明せよ【教える】覚えやすい、一語のフレーズを用意せよ【質問する】相手の話の途中に質問をメモせよ【相談する】相手と90度になるように座れ【指示する】レシピのような「段取りシート」をつくれ【初対面】テレビを話題にすると無難【叱る】二時間叱っても無意味。「注意メモ」をつくれ
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Posted by ブクログ
タイトルの通り伝える技術の話ではありますが、効率良く仕事をすることや仕事の上での様々なケースについての話もあり楽しく学べます。
前半でハッと気付かされたことは日々よく使う「午前中に終わらせます」等という時間の区切りでは意味をなさないということです。自分がどれだけの早さで仕事をこなせているのかは知っておくべきかと思いました。
また後半の実践編も楽しく、やはり一番印象に残ったのは最後の褒めることでしょうか。私も日々会社で後輩に仕事内容を見せて貰った時などに「流石だね〜」と声をかけていたのは間違ってなかったという自信と、これからもっと褒めていこうと思った次第です。
Posted by ブクログ
非情の現代を泳ぎ切るための叡智の書です。
情報が次々に現れて消える状況で、私たちは「切り捨てる」ことを日々習慣化している。人を評価し、切り捨てるのも早い。「バカか、利口か」「使えるか、使えないか」「魅力的か、そうでないか」「誠実か、いい加減か」即座にふるいにかけられる。与えられる時間は短い。1分なら、人は待ってくれる。ならば、大切なことを常に1分でまとめる練習をしてみよう。簡潔かつ印象的に話すことは、才能ではない。練習するかどうかに、すべてはかかっている。
気になったのは、次のとおりです。
■1分間は一般的には短い時間として捉えられる。がしかし、1分間は、きわめて長い時間だ。
■考えろといわれたら、ペンを取れ、そして、キーワードをを極力多く書いてラインアップする。その中で最重要なものに、赤いペンで囲む。その上で、最後に言い残す「決めフレーズ」をつくる。これを1分で話せるようにまとめる。
■1分間で話せるように何度も繰り返せ
■1分間での練習は、自分で「つぶやき」ながらする
■心のチェックシート
・具体例はあったか
・わかりやすく、相手の期待に沿っているか
・話は簡潔か
・1分以内に終わらせたか
■伝える技術とは、「話術」ではない。「伝えるべき意味があるのか」ということだ
■A4の紙1枚にまとめた情報は、手短に話せばちょうど1分ぐらいになる
■物語を話すことと、要約することとは違う
■決定権を持っている人というのは、基本的に忙しい。最初から1分しかないとわかったら、いきなり核心から入れるようになれる
■ポイントだけにしてくれ
■話が長いのはもはや環境問題だ
目次
まえがき
第1章 「1分」の感覚をこう養え
第2章 万能 川のフォーマット
第3章 1分間プレゼンテーション
第4章 コミュニケーションを学ぶための素材
第5章 実践 ケース別・1分の使い方
第6章 賞賛文化を根づかせよう ~「褒める」「励ます」が日本を変える
あとがき 話が長いのはもはや環境問題だ
ISBN:9784569704326
出版社:PHP研究所
判型:新書
ページ数:216ページ
定価:720円(本体)
発行年月日:2016年04月26日第1版29刷
Posted by ブクログ
こうした本では、まず「1分で大切なことを伝える」ことのメリットを挙げて、読者に興味を持たせてから、どうやって実現するか説明していくパターンが多い。ところが本書は、まえがきで何故1分かを説明しただけで、本文は1分の感覚を養う方法から始まる。そして、「1分で伝える」ことの多様な具体例を挙げての説明の中で、「1分で伝える」ことの意味、メリットを提示している。この展開は、ポイントを絞って、効果的に伝えようという、本書のテーマにも通じる著者の意図が感じられる。
途中からは、「1分で大切なことを伝える」の意図の先にあるコミュニケーションの方法に話が広がっていく。「1分で大切なことを伝える」ことを意識することで、本当に伝えたいことは何なのか、どうしたら上手く伝えることができるかを考えるようになり、コミュニケーションをより円滑に進めることができるようになる。
すぐにでも活用できるテクニックも多いので、つい話が発散してしまうという人には特にお薦め。
Posted by ブクログ
著者が冒頭でこう述べている。
(引用)
情報が次々に現れては消える状況で、私たちは「切り捨てる」ことを日々習慣化している。(中略)
「バカか、利口か」「使えるか、使えないか」「魅力的か、そうでないか」、
「誠実か、いい加減か」即座にふるいにかける。
その所要時間が1分と。
しかし、今の時代は、恐らく数秒になっているんじゃないだろうか。
大手企業の人事部で採用活動を行ってる友人は、
「5秒ぐらいで、面接者の判断する」と言っていた。
そして、だいたい、その5秒で、採用するか、しないか決まることが多いと。
「面接を受けにくる人が話す内容は、そこまでは、採用の合否と関係しない。
「見た目(容姿、服装、歩き方、姿勢)そして、履歴書の情報で、
ほぼ、自社にふさわしい人がわかる」と。
ただ、逆接的に、そういう「ふさわしい人」は、
話す内容も、簡潔かつ印象的でわかりやすいという。
要は、日ごろから、他者に「伝える力」を磨いている人は、
見た目にも、はっきりと現れるということだ。
自社の商品を、売り込みたい顧客に行うプレゼンも、
誰が行うが重要になる。
冒頭の30秒が勝負だと言われる。
その時間で、いかに、御社にとって価値があるかを、
五感でわかってもらうように工夫して行う。
発信側も受信側も、ますます、せっかちになっている。
日々、自分達は、大量の情報を受け取っている。
ニュース、メール、ネット、SNS、ブログ、雑誌、YOUTUBEに、
まとめ系の情報媒体まで、10年前と比較できないぐらいの情報量を受け取っている。
そういういった状況の中で情報の「取捨選択」は、よりシビアになっている。
「じっくり」読む、聞く、話す暇がなくなっている。
また自分達は、情報の受信側であると同時に、発信側でもある。
いかに、他者に向かって、有益な情報を発信できるか?
これが、現代で、求められている教養になっている。
これが、出来ないと、現代の競争社会から置いていかれる。
著者は、この発信者として、
情報を「簡潔」かつ「印象的」に話すことは、
練習するか、しないかにかかっているという。
つまり、後天的に獲得できるということだ。
その練習方法のヒントをまとめた本がこの著作になる。
出来たら、高校生ぐらいから、
こういった「簡潔かつ印象的に伝える訓練」を、
行なった方がいいかもしれない。
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ビジネス・実用
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