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Posted by ブクログ
『とりかへばや物語』本当に面白い。
左大臣の2人の妻が同時期に出産。美しい男の子と女の子が生まれ、母親が違うのにに顔がそっくり。
何年か経ち、蹴鞠や漢詩が得意でキリッとイケメンな男装の娘と、お琴が得意で恥ずかしがり屋の大変美しい女装の息子に成長した2人。
父である左大臣も屋敷から出ずに好きなように生きれば良いと思っていたのに、2人の美しさが評判となり帝から出仕や入内を求められてしまう。
娘の方は男性と偽り出仕し、息子の方は女東宮に尚侍(ないしのかみ)としてお仕えする事に。
2人とも今の役割を立派に担っていたけれど、とある事から今の生活を続けられなくなり身を隠す。。。
終わり方も面白いので読んでみて欲しい。
「女も優秀なのよ、チャンスが与えられないだけで」「女として育って女心が誰より分かってそうなのに、男として生きるようになった途端に不誠実なんだから」って気持ちが漏れてる気がします。
✨コバルト文庫『ざ・ちぇんじ』氷室冴子さん
✨花とゆめコミックス『ざ・ちぇんじ』
漫画家 山内直実さん
原作 氷室冴子さん
✨フラワーコミックス『とりかえ・ばや』
漫画家 さいとうちほさん
の原作です。
古典も『とりかへばや物語』『おちくぼ姫』あたりから楽しく入って、そこから文法学べば良いのにと思っちゃいます。
Posted by ブクログ
「とりかえばや物語」は平安時代末期に成立した、作者未詳の物語です。
まず、「とりかえばや」って何?と思いますよね。
「とりかえ」はもちろん「取替え」で、「~ばや」というのは「~したいものだなあ」という願望を表す言葉です。
何を取り替えたいのかというと……男女の立場です。
いま、巷では「男女逆転の大奥」の映画が話題になっていますよね。そんなつながりで、この物語を再読してみようと思ったのでした。
時は平安時代。権大納言家の姫君は男装して朝廷に出仕し、その知性と人柄・美貌で宮廷の華になる。彼女の兄は非常な人見知りで表に出ることを好まず、女装して屋敷に籠もり、美貌の姫君とうわさされている・・・ふたりの男女逆転の行く末はいかに?!
平安時代といえば今以上に女性が束縛されることが多かった訳で、そんな中で生まれた「男女逆転」の発想の物語は、現代の私たちにも「男女の役割とは何か、男として、女として生きるというのはどういうことなのか」という問いを提示しています。
以前に、この物語に題材をとった「ざ・ちぇんじ!」(氷室冴子作。山内直実によりコミックス化もされています)を読んだことがありましたが、その軽いノリとは趣の違う、はちゃめちゃな筋書きなんだけど、考えさせられるところの多い物語です。
田辺聖子さんの平易な現代語訳で読みやすく書き下されているので、古典文学が苦手な方にも読みやすいと思います。
万人受けするストーリーではないでしょうが、ご興味をもたれた
方はぜひ。
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