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Posted by ブクログ 2012年02月06日
いつわりの平和ボケをしている日本社会に対し、ギリシャ・西洋哲学、日本人の仏教観から深く掘り下げられた論理で、真の幸福とはなんぞやを問いかけた著作である。
プラトンとアリストテレスの言説の違い、ニーチェ、ハイデガーの言わんとしたこと。
法然の宗教革命の覚悟、鈴木大拙の考え方。
すべて、目から鱗で...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年05月28日
戦後から現在に至るまで日本社会で支配的だった「功利主義」と「リベラリズム」に向けられた懐疑。輸入された概念をそのまま模倣するだけではなく、現代日本人はいかに生きるべきか「自前の議論」をしようではないか、と著者は呼びかける。
戦後の近代化の流れの中で日本人が失ったものは多い。
ふるさと、家族、死を基...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年04月11日
「利益」「権利」の最大化が幸福をである、と考えるとたぶん人は幸せにはなれない、
そのことを「論理」的に語っている本とも言えます。
あと、ポジティブシンキングをボロクソいってます(笑)
イラク戦争はブッシュ元大統領のポジティブシンキングが原因だとも。
あと、喜怒哀楽では「哀」を大切にすべき、という...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年04月03日
久しぶりの佐伯さん。読み飛ばしたくないと思いつつ先を急ぐように読んだ。
「人は誰でも幸せになれるしなるべきだ」に異議を唱える。
幸福は有難いこと=滅多にないことであり、プラスである。基準=通常時を幸せな状態ではなく不幸で思うようにならないこの毎日におきなさい、という。
もちろん、お坊さんのような人生...続きを読む
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