夏のこどもたち

夏のこどもたち

462円 (税込)

2pt

朽木元。中学3年生。5教科オール10のちょっとした優等生。だけど、ぼくには左目がない――。世の中を冷めた目で見る少年が突然、学校一の問題児と一緒に校則委員になるように、担任教師から指名されて……。クールで強烈な青春を描いた日本版『キャッチャー・イン・ザ・ライ』ともいうべき表題作に、単行本未収録短編「インステップ」ほか2作を収録。少年たちに衝撃を与えた傑作青春小説!

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夏のこどもたち のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2010年01月25日

    また、来年になれば、夏は来るのだ。それに、秋だって捨てたもんじゃない。
    人生は、まあ、たぶん、こんなもんだ。


    志村貴子の表紙が、本当にピッタリです。

    (笑われたい/インステップ/バトン・パス.併録)

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    どの短編も好きだけど、やはり「夏のこどもたち」。主人公はこどもじゃない。かといっておとなでもない。何しろ中学生。グッてきた。隻眼でサリンジャーで犯罪ギリギリで青春。楽しかった!そして「笑われたい」の池上くんにまさかのキュン。何を考えているのかわからないところに唐突なときめきを覚えました。

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    よかった。小中学生のときって、狭いけど、意外とクールで冷静な感情を持っていたのかもしれない。いろいろあった中学時代をちょっと思い出して、自分を重ねたりしてみた。読み口は軽いけど、メッセージ性も高くて、ストーリーも面白い。またこの作家の本をよんでみよーっと。

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    Posted by ブクログ 2018年10月15日

    とてもよかった。文庫うしろには「日本版『キャチャー・イン・ザ・ライ』ともいうべき」って書いてあって、それを言っちゃあ……という気もしないけど。

    片方の目でクールに世界を見つめる「ぼく」を取り巻く、家族、学校、女の子。いろんなことが起きる中3の夏。

    「ライ麦…」「赤ずきんちゃん…」と連綿と続く『悪...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    表紙を描かれている志村さんが好きでこの作品を知ったのですが意外とよかった。
    表題作が面白かったです。

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    なんとも美しい恋を描いた表題作は傑作中の傑作。自分が読んだ中で最も印象的なベッドシーンも登場します。
    表題作の他に短編も多数収録している。

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    Posted by ブクログ 2016年08月16日

    「800」の印象が強く、川島さんは青春小説の作家さんと思っていたのですが、この作品はもっと若いですね。むしろ児童小説です。もっとも私の認識不足で、川島さんは児童小説作家と言う事になってるようですが。
    私の年の人間が読むには少々面映い気もしますが、中学生らしさが一杯の、でも変に甘くない、なかなか良い作...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年08月06日

    文字が大きくて、口語体で話が進むから読みやすい。
    でも結局何が起きて、どう変わったんだろう。
    事件は起きるけど、その前と後の変化がないように思う。
    この小説の特徴…メッセージ性がないこと?
    ただ淡々と進むのが却って心地よいのかも。

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    Posted by ブクログ 2015年12月06日

    4編の短編集
    裏表紙に「少年たちに衝撃を与えた傑作青春小説!」とありますが、キラキラした青春じゃないです。表紙に騙されてはいけない。生々しい。それを良しとするかどうかで好き嫌いが分かれそうだなあ。

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    Posted by ブクログ 2012年05月03日

    この作品って1991年刊!?とても驚きました。作風が、あまりにも新鮮に感じたものですから(@_@)しかし賛否両論ありそうですね。私も新鮮には感じたものの、全面的に好きとは言えません。読んでる最中何度も指で背中をツゥってやられてるような薄気味悪さを感じましたし、表題作の主人公・朽木君に魅力を感じません...続きを読む

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