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「こゝろ」は後期三部作の終曲であるばかりでなく、漱石文学の絶頂をなす作品。自我の奥深くに巣くっているエゴイズムは、ここでぎりぎりのところまで押しつめられる。誠実ゆえに自己否定の試みを、自殺にまで追いつめなければならなかった漱石は、そこから「則天去私」という人生観にたどりつく。大正3年作。(C)KAMAWANU CO.,LTD.All Rights Reserved
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Posted by ブクログ
日本文学の金字塔。 まるで、人のエゴそのものを覗いているようでした。人というのは、いつの時代も変わらない、変われないものだなと。また数年後、読み返したくなる時が来そうです。
解説を読むと、第3章だけでひとつの作品だったようだ。 この章だけで、作者の言いたいことは完結していると感じられるが、1章、2章が加わることによって、小説然とした作品に昇華されている。 張り巡らされた伏線回収というものではないが、1章での先生との会話での疑問が解けていく心地良さが感じられる。しかし文...続きを読む章自体はたいへん居心地が悪い。 この複雑な感情は、最近読んでいた小説では感じられない新鮮さだった。 今回、この作品は音読した。 現代では使わない言い回しや単語があるのは想定していたが、送りがながかなり独特で、何度も読み直した。 これは時代のものなのか、漱石独自のものなのか、本を読んできていない私には分からない。 黙読よりも、おそらく倍の時間はかかったが、時代の空気を感じられた気がするので、古い作品を読む時は今後も続けよう。
夏目漱石の本、初めて読みました。 数ページは文体の読みにくさがありましたがすぐに慣れました。 わかりやすいけれども深みのあるストーリー。
知らぬが吉とはこういうことか、Kも先生も真心があり人間だからこその拗れ方で、人間味というものを一番濃いかたちで感じました。 いつか読み返したくなる時が必ず来るな、という本です!
一言感想 「知らないってある種救い」 長文感想 今回で2回目の読破 前に読んだ時は第二章的なポジションの「両親と私」パートあんまおもんないなって思ってたけど今回は面白かった。その理由が2週目だからなのか、高2の時に比べて何かが成長したからなのかは正直わからない。 先生が私に過去を話す気になったのは先...続きを読む生と私の間に大きな出来事が起こっておらず、語弊を恐れずにいうならば私が先生のことを何も知らなかっただからなのではないかと思ったりした。 奥さんが、私が、Kが、知らない情報が先生を苦しめたり助けたり(?)してたなぁと思いました。 中学時代の友人に見せてる一面を高校時代の友人に見せたくないなとか、逆にこの話は高校時代の友人には話したいけど中学時代の友人には話したくないな、って出来事とかもあったりするので先生も似た心境だったのかはわからないけどそういうことなのかなって2026年の自分は解釈したいと思います それはそうとしてめっちゃ分厚い遺書送るぐらいだから先生も私に対してなんかしらのクソデカ感情は抱いていたんだろうかなどと
★5.0 「私」と「先生」、そして先生の親友であるKを中心に、人間の心の奥にある孤独や罪悪感を描いた作品。友情と裏切り、愛とエゴ、そして近代という時代の中での人間の孤独を深く描いた小説。 高校の時教科書に載ってて面白かったから全部読んだ。 人間の複雑な気持ちの変化とか弱さ、孤独、罪の意識とか心...続きを読むの深淵を捉えていて、すごく好き。 昔の恋愛がどんなだったか分からないし、先生とKの恋愛に対する思いの深さは計り知れないけど、恋愛に関しは、行動したものがちだと思ってる。口で言ってたって意味ないんだよ先手必勝。 ✍︎精神的に向上心のない者は、ばかだ。 #さとの本棚
初の長編文学でドキドキしてたけど、読み始めたら貪るように見てて、気付いたら終わってました。 先生の恋愛に対する感情が自分と似ていて個人的にとっても刺さりました。 学校で習ったよという方にも是非、全編読んでいただきたい作品です
夏目漱石の作品を今回初めての読みました。 だいぶ前に書かれた本なのに私や先生の心情がなんとなく理解出るのは人間の「こころ」は何年経ってもなかなか変わるものではないからだと漠然と思いました。これを期に夏目漱石の他の作品も読んでみようと思います!
いや、これ、高校の時に後半部分だけ授業で扱って読んだけど、あんな中途半端な感じで始まって終わらせちゃダメでしょ、と読み終わってから思った。 死ぬまでに読んどいて良かったと、こころの底から思う。
本当に本当に面白かった。推理小説を読んでいるような気分で、先生は一体何者なのか、どんな人生を歩んできたのか、読めば読むほど気になって仕方ない。先生の遺書では、共感できる部分がとても多かった反面、共感しにくい部分もやはりあって、自分ならどうするかを読みながら深く考えられた。こんなにも余韻がすごい小説は...続きを読む初めて。名作と言われる所以がやっと分かった
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