鳥かごの詩

鳥かごの詩

737円 (税込)

3pt

5.0

特別付録、北重人エッセイを収録!

「人間生きていれば、消化しきれず心の奥に残してきたことの一つや二つはある」。
働くことも、生きることも、こんなに真っ直ぐだった。
時代小説に新たな地平を開いてきた北重人が描く、あの頃の風景、そこかしこにあった人情、そして青春。
昭和41年。東京は下町に、奇妙な新聞販売店があった。段ボールで仕切られた「鳥かご」と呼ばれる個室に住み込みで働くのは、風変わりな面々。配達先も癖のある住人ばかり。山形からやってきた受験浪人の康男は、初めての東京、仕事に悪戦苦闘し、恋や事件に巻き込まれていく。
“人生が動き出した時”を描いた、急逝した作家、渾身の青春譜。

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鳥かごの詩 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    北重人さんは50歳のころから小説を書き始め、2004年56歳で本格デビューした時代小説の作家さん。それからわずか5年の活動で急逝されました。
    同じ頃、同年代で葉室麟さんがデビューしたことになりますが、私は北さんの方が好きでした。
    その北さんの唯一の現代長編小説であり、北さん自身の体験を背景にした作品

    0
    2016年07月23日

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