冬きたりなば…

ベティ・ニールズ / 麻生恵

かねて病床にあった、メグたち三姉妹の母が亡くなった。家を売って、売上金は三人で分けましょう。いい値で売れるわ――長女の提案に、ロンドンで自活している末娘も大賛成。ただ一人、家を守り母の看病に明け暮れていたメグは気が重かった。大好きな田舎の家を手放して都会で働くなんて。私に何ができて？だが、メグは自己主張が苦手で、ひと言も反論でいないままだった。ふたを開けてみると家はなかなか買い手がつかない。ひょっとしたら、誰もこの家を買わないかもしれないわ。そんな期待が芽生え始めたころ、一人の男が現れた。現れ方のタイミングも最悪で、メグはぷりぷりしながら男を迎えた。

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: ハーレクイン・ロマンス小説
• 出版社: ハーレクイン
• 掲載誌・レーベル: ハーレクイン・クラシックス
• ページ数: 160ページ
• 電子版発売日: 2012年06月01日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 1MB

[Ikm · ★★★★☆]

©2001年

何時の時代の話なのか、©2001年でしたが、多分昔書いた物かなと思います。作者が、亡くなってから発表かな？
ポケベル、携帯、パソコンがなく、タイプライターを使っている時代。60年か、70年代。
ヒーローはドクター、家なき子でシンデレラのヒロインは、姉と妹に家事と母の看病を押し付けられて来ました。料理と家事しかできないヒロインにヒーローが仕事と住む場所を与える。何時ものパターンですが、何故か読んでしまう。
楽しく読めましたが、綺麗な金髪美人は誰だったのでしょうか？

[ブクログ · ★★★★☆]

いつものベティなんですが。母の介護を引き受けていた次女、キャリアのある長女と三女。家を売って遺産を現金にしましょうといわれたけれど、ヒロインの次女は自分が住んでいる家を出ていくのが嫌で仕方ない。
この家はヒーローが自分の母の家として買ってしまうのだけど、長女と三女が形見分けで家に残った価値のあるものをさらっていくので次女がボウズになるんじゃないかとはらはらしたわー。