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東北は新しい春を迎えるというのに、時はまだ止まったまま、「3月11日」がずっと続いている。地元紙の人間もまた、取材者でありながら、被災の当事者となった。被災地の人々は「3月11日」以後をどのように暮らしたのか。2011年度新聞協会賞を受賞した「河北新報」の連載記事担当デスクが綴る“希望と再生の物語”。「被災者に寄り添う」という言葉の本当の意味がここにある。
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Posted by ブクログ
地方紙の大先輩である河北新報社編集委員の寺島英弥さんによる、東日本大震災の取材記録。 容赦ない現実がつづられている。津波に流され、生きのびた男性。妻を失った農家。計画避難でいつ帰ることができるのか、不安に揺れ続ける女性。それでも、自責の念に苦しむ農家は「俺には、まだ、やることが残っている」と泣きし...続きを読むながらダイコンの種をまいた。女性も仮設住宅の仲間と、中古の着物を生かした服づくりを始めた。わかりやすい解決策や「ハッピーエンド」はない。その中で、一人一人の日々の繰り返しに宿る小さな希望や変化を、丁寧にすくいとっている。 河北新報の連載と並行して書かれた寺島さんのブログ「余震の中で新聞を作る」が基になっている。新聞連載と異なり、「私」を主語に、現場を訪ねた経緯、情景や会話、質問の流れもありのままに「ノートに書いたすべてを書きつくしている」という。多い回は1万字にも上る。仕事後、徹夜して書き上げることもあったという。 あとがきに、これからの心の支えになる一文があった。「その場にとどまり、当事者と同じ時間を生きるのが、地方紙記者の仕事の本質。『Keep journal(書き、記録し続けよ)』」。
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悲から生をつむぐ 「河北新報」編集委員の震災記録300日
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