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Posted by ブクログ 2015年12月08日
とても些細な日常を、人間として、また科学者としての視点で切り取ると、こうも面白かったり感慨深かったりするのだなぁと気づかされた。それと同時に、自分はたくさんのことを見落としながら生きているだろうということが勿体無く感じる。また、解説でおっしゃっている、科学は些細な日常から始まる、というお話にもなる...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年02月11日
明治生まれの科学者、寺田寅彦の随筆集。俳句雑誌の巻頭に寄せた文章が中心となっている。著者が先生と呼ぶ、夏目漱石の影響が文章にも感じられる。特に短章 その1のほうは、夢十夜のような幻想的な雰囲気さえある。
後書きは、池内了によるのもので、阪神大震災の1年後に書かれており、著者が触れている関東大震災後の...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年09月20日
古本で購入。
「天災は忘れた頃にやってくる」
と言った(と言われている)物理学者、寺田寅彦の短いエッセイを集めた本。
「なるべく心の忙しくない、ゆっくりした余裕のある時に、一節ずつ間をおいて読んでもらいたい」
という著者の願いを無下にした一読者ではあるけれども、夜ごと数編を読んで眠りにつけば、きっ...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年05月22日
なんて素敵な本なんだろう。科学とは。生きるとは。
こういうふうに純粋に、学問のひろがりを味わってたのしむことが、やはり心の忙しくなりやすい現代ではなかなか叶わないから。
科学を志すひとにもそうでないひとにも、いちど手にとってもらいたい。
科学の原点とは何であったか、見失わずに科学と向きあっていけたら...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年09月03日
随筆のお手本のような1冊。
こんな平易な文章で 何気ない日常を切り取って 鮮やかな印象を残す。
本来の意味での「観察」を怠らない 注意深く 好奇心旺盛な双眸が 「
くもりなき 瞳」というべきものだろうか?
p.60 そのなつかしそうな声をきいたときに、私は、急に何物かが胸の中で溶けて流れるような心...続きを読む
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