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1981年にザーネンで行なわれた7回の講話と、アムステルダムで行なわれた2回の講話の中で、クリシュナムルティは人間の脳の条件づけをコンピュータのプログラミングになぞらえている。
「私たち人間は、何千年もの間生物的、知的、感情的、心理的にプログラミングされてきました。そしてそのプログラムを何度も何度も反復しているのです」
そう彼は主張する。彼は本書で、そのようなプログラミング、人間の真の気づきを制限してきた内なる束縛を明るみに出し、それらからわれわれを自由にすべく手を差し伸べる。
J・クリシュナムルティ著/監修、白川霞/監訳、大野純一/訳、渡辺充
Posted by ブクログ 2012年08月13日
自分なりに書いてあった事をまとめてみる。
・一個人の思考と思っているものも普遍的で全人類共通の要素である。どこに行こうと、人間は似たり寄ったりである。自分が苦しんでいるのと同じように他人も苦しんでいる。
・人間の思考は生物的、社会的にプログラムされ条件づけられている。それゆえ人間は何度となく同じパ...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年11月22日
クリシュナムルティは、悲しみは決して個人的なものではなく、人類全体の悲しみであるとする。その人類の悲しみを、他人の分析(宗教、政治、心理学、グルなど)で得た思考で解決するのではなく、完全な注意(attention)で理解する。思考は生活する上での便利なツールではあるが、人生の悲しみを解決はしてくれず...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年11月19日
私たち人間は何千年もの間、生物的、知的、感情的、心理的にプログラミングされてきた。そしてそのプログラムを何度も何度も反復している。
偏見や理想、信念、信仰はあらゆる混乱、不幸、テロ、破壊、とてつもない暴力を超越したものを一考え、観察し、吟味し、発見するのに必要な能力とエネルギーを妨げてしまう。
...続きを読む
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