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生物的時間。この新しい時間の見方を使って現代社会を眺めてみると、少子化、高齢化、エネルギー問題等々、今日の日本が抱えている問題は、すべて時間の捉え方が偏っていることに起因すると著者は主張する。
良く生きるとは、良い時間を生きること。良い時間をつくりだすために、そして現代人を「時間の奴隷」状態から解放するために、歌う生物学者が提起する、時間観のコペルニクス的転回の書!
安定した食糧供給、安全で清潔な都市づくり、頼れる医療、これらは莫大なエネルギーを使用することにより成り立っています。エネルギーをふんだんに使っているからこそ、このような長寿社会が可能になっているのです。だからこれを、エネルギーという代価を支払って寿命という時間を買い取っているのだ、と見ることもできるでしょう。私たち現代人の寿命は、決して自然のままの動物としての寿命ではありません。現代文明がエネルギーを使ってつくり出した人工的な寿命なのです。(本文より)
本タイトルは、レイアウト固定型の商品です。
・フリースクロール(リフロー)型でないので、文字サイズの変更、フォントの変更ができません
・マーカーは付けられません
・テキスト検索はできません
・推奨端末はPCかタブレットです(スマートフォンは推奨いたしません)
以上ご確認のうえご購入ください。
Posted by ブクログ 2012年03月10日
この本は今から5年程前読んで凄い衝撃を得ました。気になっていたのですが、最近時間を見つけて読み直しました。
人間の哺乳類としての本来の寿命は40歳程度であること、現在の平均寿命との差は、エネルギーを過剰に投入している結果であること等「目から鱗」の情報があり、私にとっては世界観が変わるような本です。...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年10月31日
代謝速度から時間を考えるのがおもしろい。体が小さいほど動きが速いが寿命が短く、大きいほど動きが遅いが寿命が長い。子供と大人の時間感覚も代謝速度で説明でき、昆虫の成虫の命も代謝時間で考えれば短くはないという。
動物の時間は体重の1/4乗に比例し、体重あたりの代謝量は、体重の1/4乗に反比例する。時間...続きを読む
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