聖母の深き淵

聖母の深き淵

880円 (税込)

4pt

一児の母となった村上緑子は下町の所轄署に異動になり、穏やかに刑事生活を続けていた。その緑子の前に現れた男の体と女の心を持つ美女。彼女は緑子に失踪した親友の捜索を依頼する。そんな時に緑子が聞いた未解決の乳児誘拐事件。そして、所轄の廃工場からは主婦の惨殺死体が…。保母失踪、乳児誘拐、主婦惨殺。この無関係に思える事件には恐るべき1つの真実が。ジェンダーと母性の神話に鋭く切り込む新警察小説、第2弾!

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聖母の深き淵 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年12月17日

    一児の母となった村上緑子は下町の所轄署に異動になり、穏やかに刑事生活を続けていた。その彼女の前に、男の体と女の心を持つ美人が現れる。彼女は失踪した親友の捜索を緑子に頼むのだった。
    そんな時、緑子は四年前に起きた未解決の乳児誘拐事件の話をきく。
    そして、所轄の廃工場からは主婦の惨殺死体が…。保母失踪、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年06月10日

    リコシリーズ どれもこれもいい
    何度よんでも その都度 発見がある
    柴田よしきって 緻密な仕事するなぁ
    ただただ感心するのみ

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    Posted by ブクログ 2015年03月21日

    『あたし自身を、これ以上にないくらいに「母親」という既定のものとして決定づけてしまった「子供」という存在に対して、心のどこか深いところ、あたしの中に広がる密かな闇の奥底て、静かに憎んでいるような気がする。

    確かに愛しているのに。

    この上もなく、可愛いのに。』

    まさに、LGBT小説だな。性的人間...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年08月24日

    緑子の人物像がより鮮明に深まった今作。
    彼女はタフだ。それはダイヤモンドのように傷つけられることがない、というものではなくて、生身の肉体を持ち傷つき、倒れながらも何度も立ち上がる強さを持っている。
    LGBTの勉強にもなった、メディアに出てるフィルターをかけられたイメージではなく、彼ら自身の声を聞きた...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年04月30日

    この小説はミステリーという括りだが、事件解決がメインではない。
    メインはLGBT、男尊女卑、育児など社会問題と、登場人物の複雑に絡み合う人間関係。
    「都合の良い人物」など出てこない、それぞれが意思を持ち、物語の中で生きている。
    スーパーヒーローなんかではなく、私たちと同じく醜い部分を持ち、ときには選...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年03月18日

    まず、読み終わって思ったことがこの作品が1990年代に(1996)でた作品だと知った驚きでした。
    長く、思ったよりも読むのに時間がかかってしまいましたが、暴走刑事の活躍魅惑的な脇役たち、赤裸々な性描写(笑)によりあまり飽きません。
    ですが、長いのでぼくの場合伏線を忘れて読み返すことがありました。
    ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年11月28日

    壮絶で引き込まれるストーリー。
    魅力的な男たち。

    シリーズ2作目は、麻生元警部という魅力的な脇役ですごくメリハリのある作品に仕上がっています。
    麻生元警部のスピンオフも楽しみ!

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    Posted by ブクログ 2013年03月15日

    麻生が語る「女」を知っていなかったら、おそろしく騙されたんだろう。第二弾。母親になっても仕事に必死で、なんだかたくましくなった緑子。麻生や静香や及川やもろもろ、のちの「聖なる」の人物たちを違う目で見るのってすごく面白い。スピンオフは逆だ。クライマックスは疾走感あふれて一気に読んだ。かっこいいー。そし...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年12月23日

    「天使になる」

    緑子の強さに惚れました。練に対抗するなんてありえない……。柴田作品に出てくる女性って本当にかっこいい。強い
    そして麻生と練の切なさに激しく悶えました。先に聖黒読んでてよかった、この二人の関係重たすぎて本気でツボ。ほんとに愛してるんだなあ。

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    Posted by ブクログ 2023年02月20日

    麻生龍太郎と山内蓮のその後がからむ
    蓮はパワーアップしてる
    ハードボイルド
    義久と緑子の関係はやっぱりスッキリしない

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