ダンテ その生涯

ダンテ その生涯

詩人、騎士、政治家、外交使節、流浪の食客……。
──ダンテとは、いったい何者だったのか?

イタリアを代表する歴史家が、中世という激動の時代を生きたダンテの人生を徹底的に分析した一級評伝。

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イタリア最大の詩人ダンテ。
地獄篇、煉獄篇、天国篇の三部構成から成る叙事詩『神曲』は世界の文学史に燦然と輝く不滅の傑作だ。

本書はイタリアを代表する歴史家が、フィレンツェに保存された文献を丹念に読み解き、これまで言及されてこなかったダンテの人生をつまびらかにしていく。

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──もし、あの日の朝、ダンテが騎士として出兵していたなら、彼の運命は変わっていただろうし、私たちもおそらく『神曲』という作品を持つことはなかっただろう。

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中世という激動の時代の社会や文化を背景に、権力、金、戦争、復讐、家族、友情、そして愛の観点から初めて分析し、〈人間・ダンテ〉を浮かび上がらせた本格評伝。

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【目次】
1……聖バルナバの日
2……ダンテと高貴さ
3……カッチャグイーダとその他の人々
4……ダンテ一族
5……子供時代と隣人たち
6……愛と友人
7……教育
8……結婚をめぐる謎
9……ダンテと事業
10……政治──豪族と平民
11……政治──白派と黒派
12……追放
13……亡命者の家族
14……資産の行方
15……悪い仲間
16……ヴェローナの謎
17……改悛
18……「他人の家の階段」
19……ハインリッヒ七世
20……他人のパン
21……ラヴェンナ

訳者あとがき
索引

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    Posted by ブクログ

    ダンテ・アリギエーリという人物のその著作の高名さに比して不明な生涯を何とか浮き彫りにするために、多くはないものの遺されているダンテとその係累が関与した行政文書、それ自体も古典となっているボッカッチョなどの歴史上の人物によるダンテ伝、『神曲』などの著作に登場するダンテが関わった実在の人物の描写、そして

    0
    2024年02月29日

ダンテ その生涯 の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 海外文学
  • 出版社
    亜紀書房
  • ページ数
    300ページ
  • 電子版発売日
    2024年02月23日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    2MB

閲覧環境

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