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国際政治学者でもある著者が、混乱を極める時代にあるべきリーダーの姿を解説。度重なる失敗にひるむことなく、遂に中華民国を作り上げたその思想と人脈術を、現役の政治家の立場から解説。
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Posted by ブクログ
面白かった。清朝と中共の狭間。親日的な孫文を知ることで、建設的な視点を持つことができたように思う。又、不勉強だった近代アジア史の一端を学ぶことができたという意味でも有意義な読書だったと思う。
孫文を支えた日本人のうちの一人、梅屋庄吉が長崎県イチオシということで、しっかり読んでみた。 当時の日本の二面性が印象に残る。一方では、アジアを欧米列強から開放せんと思い孫文をはじめアジアに貢献した人がいて、一方では日本も欧米列強と同様に植民地を広げるべく動いた人がいた。実際の歴史はまさにそういう状態...続きを読むだったのだろう。それを、極端な左右の人は片方の面しか見えない、というのが現状なのではないか。 古市さんの「誰も戦争を教えられない」と連続して読んだということもあり、歴史は必ずしも1つではないということを強く意識しました。
"知難行易"(知るは難く行うは易し) "先知先覚は「発明家」、後知後覚は「宣伝家」、不知不覚は「実行家」。" この三種の人々が協力して進んでこそ、人類の文明は進歩する "あとから努力して築いた高い地位をおしさげ、一律に平等にしたなら、世界に進歩はな...続きを読むくなり、人類は退化する" "それぞれの才能に応じた能力が自由に発揮できる社会を目指す"
ここ最近都知事としていろいろ話題になっている国際政治学者舛添要一氏が、自身が尊敬しているという「孫文」の生涯について記した本です。 孫文というと中国・台湾ともに建国の父とされ、日本に亡命していた時期があることから日本とも浅からぬ関係がある革命家。しかしその生涯については自分はほとんど知りませんでした...続きを読む。 この本を読むと、孫文は一般的な「革命家」のイメージとは違うことが分かります。ファナティック・カリスマという言葉は似合わず、飄々とした部分を持ち、また好機を逸することも少なくありませんでした。 日本と関わりが深いと書きましたが、日本も孫文を(当然)善意だけで支援したのではなく、国益のために利用していた人もいたようで(もちろん孫文もそんな人たちを利用していましたが)、国際政治が甘くないことを教えてもらいました。 孫文の遺書「革命いまだ成らず」という言葉に、まだやり足りなかった無念さと、革命を成すことは容易ではないことを思いました。
孫文の人となりを知りたく、香港旅行の前に、この本を読みました。 政治的見地から孫文を考察した側面が強いですが、孫文と日本人との密接な関係がざっくりと知ることができてよかったです。ただ、舛添さんの主観文を排除して、もっと孫文の事に触れて欲しいと思いました。
今から100年前、清王朝の時代を終わらせる辛亥革命を起こした革命家孫文。 その孫文がどのような人物かを、彼が発した言葉や言動、思想等から紹介してくれる本。 自分は世界史の教科書レベルしかなかったので、孫文がどのような人かはまったく知らなかった。 本書を読んで、孫文という人がなかなか人間くさいひ...続きを読むとであることを知ることができた。 著者も言っていたとおり、こういうリーダーが今日本には必要なのではないかという思いに至る。
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孫文 ――その指導者の資質
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