ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
東北の都市、海斗市から沖合5キロの泥洞島。7年前、姉の美花が行方不明になった。高校2年だった。それ以降、父は休職し、母は新興宗教にすがる日々。家族は崩壊してしまった。そんなとき、島内にある観覧車から従業員の死体が発見される。被害者の所有していた小型船から見つかったのは、いなくなった姉の携帯電話だった……。複雑に絡み合う事件の真相とは。失った家族の絆は取り戻せるか。心揺さぶる、感動の傑作長編。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
舞台設定から暴力やセックスを強く絡めたストーリーが進行するかと思いきや、予想外に落ち着いた作品で驚いた。 細かく作り込まれた「陣地」の特異さが際立ちますが、実は少年が成長する物語でもあり、杜間を主人公とみればハードボイルドの風味もあり、いろいろな要素が楽しめます。 最後が混乱気味なのが少し残念。
たまにしか出ないけど100%面白い沢木文庫最新版。 たまにしか出ないからか一作毎の進化がパネエす。 これも前作までは無かった凄みすら感じる。 殆ど5★なんですけどラストの展開がなあああああ
ジャンルとしてはハードボイルドかな? オビは家族の絆推奨ですが、正直それ一押しという感じはしませんでした。でもでっかい意味ではみんな家族なのかな? 絆、は強くあります。 家族の絆ということなら主人公は行方不明の姉を探し続けている家族(の中の弟とお父さんがメイン)になりますが、全体を通しての中心人物は...続きを読む杜間さんではないかな。杜間さんは舞台になっているガードと呼ばれる繁華街の雇われ代表(笑)人生これ受け身、というふうですが、どっこい実は骨太です。 沢木作品にしては珍しく、この人が根暗ではない。なんとなく、ケセラセラ精神の持ち主という印象で、陰惨な話なのに読んだ後にきっとやり直せるような気にさせてくれます。 ハッピーエンドなのかそうではないのか難しいところですが、一つの物語が終わってもまた次が始まるのだと思わせてくれる、この読後感が沢木作品は不思議なほどリアルに近いです。 いいことだけでも悪いことだけでも物事は終わらないんだよ、と言われているような。そうそう物語ってこういうものだよね、と読んだあとの満足感がハンパないです。 全体評価では☆5なんですが、沢木作品の中ではいい話だけどすごみには欠けるかな? ということで4つ。でも本としては十分☆5です。(じゃあ5をつければいいのに)
東北の都市部から沖合に離れた島で主人公の姉が失踪して7年後に殺人事件が起こり展開していくストーリー。主人公は決まっているが本文中の進行で現在の目線が誰なのか定められていない所が色んな視点があって面白いが、話が少し跳び跳びになってしまうので読み手が整理しながら読まなくてはいけないので少し疲れた。
作者の力量は認める。筋の展開もほとんど読めない。ぐいぐいと読ませる。しかし読んだあとで忘れそうな物語
沢木サンの描く「男」って魅力的で、時々、ハードボイルド作家風間サンを思い出すなぁ。藤間いいわぁ~♪1つの島の壮大な利権がらみと島の怪しい人々の話だけど・・・私は好きだったなぁ。
特殊な場所、意味深な登場人物、過去の失踪、結構な素材が揃っているのに活かされてないような。 読むより映像で見た方が面白い気がした。
何組もの複雑すぎる事情を抱えた親子が錯綜してそりゃもう大変。自分の小さい灰色じゃないお脳ではついて行くのにいっぱいいっぱい。 あとでもっかい読むことにする。
面白かった。・・・だけど、あともうちょっとって感じが否めない。登場人物の個性がいまいち薄い感じがした。
昔ながらの『ハードボイルド』。嫌いではない。しかし泥洞島の設定がちょっとあり得ない気がして、いまいち入り込めず。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
握りしめた欠片
新刊情報をお知らせします。
沢木冬吾
フォロー機能について
「角川文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
愛こそすべて、と愚か者は言った
償いの椅子
天国の扉 ノッキング・オン・ヘヴンズ・ドア
約束の森
ライオンの冬
「沢木冬吾」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲握りしめた欠片 ページトップヘ