計測の科学

計測の科学

「タイムズ」紙サイエンスブック・オブ・ザ・イヤー選出!
「ニューヨーカー」誌2022 年ベストブック選出!
「ロサンゼルス タイムズ」紙 書籍賞 科学 & テクノロジー部門ファイナリスト!

キュビットからキログラム、ミリメーターから光の速度に至るまで、計測することは、人間が世界を理解するために発明した強力なツールだ。

科学と社会史に関するこの啓示的な作品で、著者はその隠された世界に飛び込み、
ナイル川の年間を通しての深さを測定することが重要な任務であった古代エジプトから、
フランス革命におけるメートル法という知的起源にまで読者を誘う。

そしてメートル法とインチ・ヤード法との間の驚くほどの対立から、現在のGoogleなどによる「数値化された自己」の時代まで、あらゆる場面で計測がもたらす政治的影響を鋭く捉えており、測定が抑圧と統制のツールとしてどのように使用されてきたかを科学的に探求する。

本書は、計測が、私たちの世界経験とどのように深くかかわっているかだけでなく、計測の歴史が、人類の知識の探究をどのように包み込み、形作ってきたかを、余すところなく描く。

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計測の科学 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    度量衡の統一が商業的、政治的、科学的にも重要なのは理解できる。メートルやキログラム、秒がどのように定義されたのか、その必要性や背後にある政治的な話まで含めて解説している。なんとなく知っていることもあるが、詳細を知れたのが良い。度量衡は全世界で統一されるのが望ましいが、米国などはまだ完全にメートルなど

    0
    2024年05月06日

    Posted by ブクログ

    数値を測ることを巡る様々な事柄。

    測ること、基準、単位を科学的に決定していくことを探る内容かと思ったらちょっと違った。もちろんそんな話もあるが、単位、計測が、政治であり文化であり、統治の方法、抵抗の歴史であった。

    「科学」という日本語のタイトルはイマイチかな。
    ジャーナリストのエッセイだわ。

    0
    2024年04月21日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「計測」という独特なテーマを軸に、それが人間社会に与えてきた影響の歴史を追う本。

    本書で私が特に印象に残ったものの1つに「計測は抽象化のツール」であるという記述。それまで「腕の長さ」や「人の声が聞こえる距離」としてある意味、主観的に測っていたものをメートルなどの計測単位を置くことによって、一段高い

    0
    2024年02月22日

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