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90歳で白血病・認知症の父と、84歳で寝たきり・目の見えない母を介護することになった著者。両親の愛着たっぷりの家での在宅介護を目標に介護福祉士の資格まで取得したものの……。福祉サービスをはじめ、お役立ち情報満載の介護奮闘記。
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Posted by ブクログ
両親を在宅介護で看取ろうと奮闘する話。いつか来る未来に目を背けては行けない。親がしっかりしているうちに話しておきたい。在宅介護に興味がある人に。
「両親の介護」、実際に自らの身に降りかかってこなければそれがどんなに大変かは語れないと思った。 これは、認知症の父(90)と寝たきりの母(84)の介護についての体験記である。 ホームか、施設か、病院か…空きはあるのか? ちゃんとケアしてくれるのか? 金額的にやっていけるのか? 介護は突然やってく...続きを読むる…なんてことはないのですと言うけれどそれは一緒に暮らしていたらわかるかもしれないが、別居だと毎日顔を会わすわけでもなく、気づくのが遅くなり… 気づけばこんなに家の中が雑然としてたのか?とかこれくらいのことがなぜできないのか?とか… 慌てて何すればいい?どうすればいい?どこに相談すればいい?になるのだろう。 著者は、介護のリアル(介護保険サービスの種類やその使い方、選び方)だけでなく、人が人を支え、人のために生き、老いていく姿から人生を学ぶことの尊さを「我が家で暮らす」ことが理想形だと考え伝えている。 確かに親にとっては住み慣れた家がいいのだろうと思う。 介護にはいろんな感情が湧きあがってくる。 悲しい、情けない、腹が立つ、苦しい、眠れない、イライラする、キレる… 負の感情ばかりだ… だが大切な誰かのために心を寄せて、相手の気持ちを想像して、尊重し、笑顔で過ごしたいと思う。 これは日々の積み重ねなのかもしれない。 やがて自分も老いる、認知症になるかもしれない、迷惑かけずに逝けるだろうか…。
読んでいて胸が苦しくなる。介護をする人にはきつく当たり、普段介護をしない人には優しい口調。著者の姉にも色々事情があるのだろうが、介護はせず口だけ出してくるのもイライラする。誰しも住み慣れた家がいいに決まっているのに、現状は家ではなかなか生活できない辛さや、老人施設も色々あるんだなあと勉強になりました...続きを読む。
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大崎百紀
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