エキゾティックな量子 不可思議だけど意外に近しい量子のお話

エキゾティックな量子 不可思議だけど意外に近しい量子のお話

2,860円 (税込)

14pt

3.5

小澤正直氏(名古屋大学教授)推薦!
「本書によって、量子の世界の奇妙さが身近に感じられる新しい文化が生まれることを期待する。」

【内容紹介】
「粒子は波である」「確定は確率的不定である」「不可知は完全な知である」――奇怪で不可思議で美しい、私たちの世界をつくる量子力学。その考え方の基本と量子生物学や宇宙論・情報理論などの話題のテーマを、物理と哲学と文学を絶妙にからめたユニークな文体でつづる。

【本書「はじめに」より】
「ここで試みたのは、物理学にあまりなじみのない、量子力学に関してはその名前以外あまり聞いたことのない読者に、量子論の考え方の基本を、そこに潜む常識から離れた奇妙な論理ごと理解してもらうことである。数学の知識も前提にしていない。……量子力学を知る愉しみを、物理学者にだけ独占させておくのはもったいないではないか。量子力学の物語は、実用性や応用技術を離れても、それ自体が大変美しい、鑑賞して面白い、論理空間上に建てられた一種の建築物だと、筆者には思えるのだ。」

【主要目次】
はじめに
I 量子世界の不協和な調和について
1 量子の不条理
2 量子の不思議な部屋
3 量子と確率と主観主義
4 量子の堪え難い不確かさ
5 波動関数とはなにか
6 二状態量子力学の魔法部屋
7 光の量子力学
8 スピンの量子力学
II 我々の身辺の諸物に見られる量子の不可思議な反照について
9 量子の魔法部屋の用途
10 量子状態と原子の成り立ち(物と波その1)
11 フェルミオンとボソン(物と波その2)
12 万物理論を求めて(物と波その3)
13 量子的同一性について
14 量子の統計的なテレパシー
15 量子もつれの応用技術
16 三目並べを量子的にする
III 量子力学と宇宙、生命、そして人間世界との関わりについて
17 行列とヴェクトルの抽象世界へ
18 ディラックの海
19 量子トンネリング
20 量子と宇宙
21 量子カオスの夢
22 生命活動の量子論
23 量子ゲーム理論
24 いにしえの世界観の復興としての量子力学
おわりに

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エキゾティックな量子 不可思議だけど意外に近しい量子のお話 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    量子の世界の不思議がうまく描かれている良い本でした。易しい本ではないと思いますが、量子力学などを勉強するモチベーションが上がります。図で説明しているところが結構ありますが、こういうのは本よりも講義や動画で見るとわかりやすいでしょうね。

    0
    2019年03月23日

    Posted by ブクログ

    タイトルからもわかるように、なんだかとても詩的な本。
    全部を理解することは僕にはちょっと厳しいのだけど、風変わりな比喩やよくわからない脱線エピソードは素直に楽しめた。

    あと時折現れる意味不明なイラストもシュールで面白い。

    0
    2016年06月12日

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