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黄金の一九六〇年代から、不確実性の時代・七〇年代を経て顔の見える大衆社会へ。美学的見地から見た消費文化論で、ブームを牽引した同時代史のロングセラーに、系譜となる「日本文化の世界性」「あらためて個人主義とは何か」を増補する。吉野作造賞受賞作。 〈解説〉福嶋亮大
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Posted by ブクログ
読みやすく、面白かった。 後半は、消費、生産、文化といった形でかなり抽象度の高い議論になったので分かりにくかったが。。 【何が面白いか?】 1980年代の同時代史という扱いだが、40年弱経った今でも通ずる状況。 集団が個別化、多様化することで、所属集団が変化。 大量の生産をしていればいい時代ではな...続きを読むくなった。 そこで求められるのは、「消費」。 より、自己を表現するための「消費」が求められる。 ⇒現代でもあるべき姿。 解説のところでも「未完のプロジェクト」としてまだここまで達していない。 【筆者の想定と現代を比べてみて】 「未完のプロジェクト」とあるように、筆者の想定する「消費社会」にはなっていない。 ・インターネットの誕生。より個別化、「顔の見えない大衆化」が進んでしまった。 ・「社交集団」は一部生まれている。気はする。趣味でつながる集団たち。 ・「親ガチャ」論に代表されるように、不幸の個別化も進んでしまっている。 ・筆者は「地域社会」や、消費社会を生み出す生産集団側に過剰な期待をしてしまっていた。 (生産者集団(デザイナーやコンサル)が新たな消費社会を生み出す社交集団となると期待していたが、しょせんは資本主義・金儲けのための集団なので、そこまでにはならないだろう。。。) 情報で消費する社会というのはそのとおりというような気がする。 ・消費している物自体は、それほど重要ではなく、どんな文脈で消費するか。 ・ホテルや旅行サイトもそんな感じ。「どれだけ上質な時間を味わっているように自覚させるか」 ・食べ物の「~~味」もそんな気がする。どれだけパッケージなどに」情報を載せて、うまいと味合わせるか。 筆者は、文化を「個別化の原理」によってどれほど個別化しているか否かの程度の違いとしている。 ・最終的には、文化は一つになるといっているが、このあたりの議論はあまりにも抽象的すぎて、本当にそうなのか、と思ってしまった。 結論を言えば、非常に示唆に富んでいて面白い本だった。
選択の自由が広がることが一概に幸せとは限らない。コミュニティから飛び出した個人は世界と私になり座標軸を失う。そこにどんな人生を描くか?ってことを考え直させる本でした
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柔らかい個人主義の誕生 増補新版
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山崎正和
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