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日本人にもおなじみの「カレー」は、イギリスが植民地時代のインドに押し付けた概念である。インド人は「ダール」「サンバル」「コルマ」と細分化して呼ぶのだ――南アジア研究者がインド料理のステレオタイプを解きほぐし、その豊穣な食文化世界を案内する
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Posted by ブクログ
いわゆるグルメ本とは異なり学者さん的の分析しており角度の違う情報が得られます 途中難しく飛ばして読んだりしましたが、貴重な情報がありましたら
読んでてお腹すいた本。 カレーだけじゃなくて、インド関連の食事の話。 インドへ行ったら「毎日カレーなの?」って聞かれる質問に、著者も戸惑ってる感じが共感できた。カレーって言っても色んな種類があって、インドのスパイス使った煮込み料理のことをカレーって総称してるだけで、っていうめんどくさい回答を堪えて「...続きを読む毎日カレー食べてた」って答えてるところが特に。 インド中華についても書かれてて、そういえばメニューの端っこに炊麺とか書いてあったのを思い出した。インドでも中華が根付いてるんだな〜。インドだけじゃなくて中華パワーも侮れない…笑 個人的にはRRRのくだりや、インド旅でトラウマ級に甘かったグラブ・ジャムンの話も出てきて、一緒に旅した友達へ勧めたくなった。
・唐辛子やカシューナッツは外来の種で、もともとインドにはなかった。ポルトガル人によってもたらされたため、ゴア産のカシューナッツは高級とされる。 ・ムガル帝国(ペルシア語でモンゴル)時代の統治にペルシア人官僚が多かったことで、プラオから派生したビリヤニが生まれた。 ・キーマもペルシアの食文化だ。暑さ...続きを読む厳しい場所では食肉をすぐに調理しなければならない。肉をそのまま焼くと硬くなるので、挽き肉にした。 ・この流れが、宮廷料理となる「ムガライ料理」のベースとなる。 ・バターチキン発祥の店、モティーマハルの店主はもともとパキスタンで食堂を開いていた。 ・タンドリーチキン(これも発案)が日によって余りが出る。硬くなったチキンをフードロスの観点からソースと混ぜて作ったのがバターチキン。 ・パキスタンが分離独立していなければ、タンドリーチキンもバターチキンも生まれていなかったかもしれない。 ・甘さが特徴のインド料理といえばグジャラート州。「カッティミーティ」は「甘酸っぱい」を意味するグジャラート料理を形容する定番表現だ。 ・ベジタリアンにも分類がある。完全菜食のピュアベジ、卵はOKのエッグダリアン、曜日限定型ベジタリアン。 ・何を食べるか、何を食べないかがアイデンティティとなる。 ・ジャイナ教徒の92%、ヒンドゥー教徒の44%がベジタリアン ・肉食禁止の前提は「不殺生(アサンヒー)」の思想である。生き物を殺さないだけではなく、すべての生物に危害を与えないことを意味する。
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インドの食卓 そこに「カレー」はない
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笠井亮平
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