暗殺

暗殺

1,815円 (税込)

9pt

3.5

大学受験の朝、駅で射殺事件を目撃しながら通報を怠った麻紀。やがて親友の恋人として再び姿を現した犯人は職業的殺人者だった――。一方、事件を追う刑事のことみは現役大臣の秘書と交際するうち、大臣の特殊な性癖と周囲の不審な事件を知り、密かに調べを進める。殺人の構図と人間の暗部が読者を打ちのめす傑作長篇。

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暗殺 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年03月03日

    珍しいのかどうかわからないが、社会派の赤川次郎。
    権力の腐敗と暴走。それに翻弄される市民。
    マスコミも警察も全く当てにならず、個人では、スルーするか長いものにまかれるしかないが、いずれにせよ、結局個人は追い詰められる。
    そして権力の暴走に個人レベルで抗っても、圧倒的に不利なことが描かれる。
    最後の最...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月29日

    大昔、子供だった頃に世の中で流行っていた《三毛猫ホームズ》のシリーズ。

    今回、何かで好意的な書評を見たので、久しぶりに手に取った赤川次郎作品。

    政治的権力の部分、多様性の世の中になっても許されることのない性的嗜好。

    著者には珍しく(かな?)重いテーマも扱っているが、そこはやっぱり赤川次郎。

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    Posted by ブクログ 2024年02月16日

    もう何十年かぶり…というほど久しぶりに赤川次郎作品を楽しんだ。

    大学受験に向かう女子高生が目撃した射殺事件。
    かなりの衝撃に信じられない気持ちが渦巻いているのだろうが、どうしたらいいのか…とにかくは受験校へと走る。
    なすすべもなく日は過ぎていくのだが、ハッキリと目撃した犯人の顔を忘れることはなく…...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2024年03月18日

    装丁のオッドアイの猫に惹かれたが、著者といえば猫だから?

    さて、政治や警察ミステリーなのだが、近年の小説のようにおどろおどろしくなく、淡々と謎解きが進んでいく。なんだかんだと本当の悪人は存在せず。

    今のミステリーとは異質で、それがある意味、新鮮ですらある。昔「三毛猫ホームズ」を愛読していた読者と...続きを読む

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