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Posted by ブクログ 2020年02月04日
岡田先生の著書をひもとくのも3冊目。宗教学・図像学、二本の軸足を学際的に広げてゆく筆勢が心地よい。
14世紀、音楽がモノフォニーからポリフォニーへ発展するにつれ、絵の中の天使たちが楽器を手にするようになったという指摘に感心する。また、初期の音楽は器楽より声楽が高く位置づけられていたのも知らなかっ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年05月07日
借りたもの。
西洋の美術や文学に現れる「天使」とは一体何なのか?
この本は、巷によくあるオカルト一辺倒なものではなく、美術からその図像を解釈するだけのものではない。
「天使」というイメージの中にある奥深さを紐解いていく一冊。
そもそも聖書の正典だけでなく、外典にも表れる天使。彼らはキリスト教と異教...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年06月24日
20190623
抽象的な音楽にたいして、具体的な声楽や器楽は感覚的なものとして、一段と低く見られる傾向にあったのだ。とはいえ、宇宙(コスモス)がその数学的秩序によって音楽的な調和を保っているとする発想は、近代的な天文学の発展の原点となるものである。また、可聴域の外にあるような宇宙の「音」を探ろうと...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年01月04日
おもに絵画に描かれた天使像を中心に、その描かれ方から天使に対する歴史上の扱われ方を見ていく。多神教の影響が大きく異教の神・霊的存在という要素と習合し、キリストと同一視されてきた天使の設定がキリスト教の厳格化とともに教義上のシンボルとなりかけたが、芸術家をはじめとする人々の欲求が天使の描写を通して異端...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年11月05日
ギリシア語 アンゲロス=伝令、使者
angel ユダヤ・キリスト教
キューピッド 異教
(古代ギリシアでエロス、ローマでクピドやアモル)
神の愛アガペー>地上の愛エロス
34 新プラトン主義と天使論
マクロコスモス宇宙とミクロコスモス人間
ダンテ
44 ユダヤにおいてイエスと天使が混同...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年02月18日
キューピッドと天使が習合するのは容易に想像できるが、
キリストと天使の境界も曖昧だったとは驚き。
そういえばロビンソン・クルーソーにも
キリストは天使か否かの話がチラッと出てきた。
俗なものと見なされていたものが
聖なることとみなされるようになっていく様子が
天使の描かれ方・解釈のされ方で見えてく...続きを読む
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