平家物語

平家物語

1,683円 (税込)

8pt

一章完結形式の新感覚の歴史大作!

日本古典文学史上の名作を、作家林真理子氏が換骨奪胎。「鹿谷の謀議」「一の谷の合戦」「壇ノ浦の戦い」「大原御幸」など、誰もが興味を惹かれる著名な場面、現代人の心に響く部分だけを抽出して鮮やかに再構築しました。スピード感あふれる展開! 美しい情景描写! さらに、平安時代末期の平家源氏皇室を取り巻く、ドロドロとした抗争に翻弄される人々の内面を、丹念に、リアルに描き出した部分は圧巻!
治部卿局、平清盛、平維盛、平敦盛、建礼門院徳子、二位尼時子、後白河法皇、源義経、阿波内侍と、人物ごとに全九章で構成される本作は、一章完結形式なので、前から順番に読んでも、どこから読み始めても楽しめる仕掛け。これまで「平家物語」には興味はあるけれど、前から長々続く展開に“途中で挫折した”という読者も、本作ではグイグイと引き込まれていくことでしょう。歴史ファン、古典文学ファンのみならず、現代小説のような感覚で楽しめる“令和の平家物語”になっています。
“滅びゆくもの皆美しく…。「平家物語」には日本美のすべてが凝縮している” と語る、林真理子氏、渾身の歴史大作、ここに誕生です!

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平家物語 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    学校で学んだり、壇ノ浦や那須与一の話は部分部分で知っていたけど、(それでも抜粋とはいえ)改めて全体像を読むことができて、まずは勉強になった。登場人物の立場それぞれに焦点が当たって、とてもやるかたない気持ちと、どこかすっきりとした潔さが伝わってきた。

    0
    2024年01月14日

    Posted by ブクログ

    年末に読んでいたが、面白過ぎて家事の手が完全に止まってしまった。幾つものストーリーに分かれており、その登場人物の立場や者の見方から話が進んでいく。こうも見える世界が各々によって異なるのかと、覗き見、なりきり気分で読んでいった。
    安徳天皇の非業の死は、史実で知っていても切ないな。
    林真理子さんの力量を

    0
    2024年01月03日

    Posted by ブクログ

    初めて読む平家物語。
    人物相関や歴史の流れはまだしっくり来ないが、当時の世情や殿上の暮らし振り、男女、親子関係など興味深く、一気に読み進んだ。

    0
    2024年04月08日

    Posted by ブクログ

    平家物語の新視点。主だった登場人物それぞれの視点で物語が描かれている。古典文学だけれど読みやすく書かれていて面白かったです。人生まさに盛者必衰。いつか、になる前に壇ノ浦に行きたい。

    0
    2024年02月24日

    Posted by ブクログ

    同名の本は何度か読んだ。けれど、この本は少し趣が違った。これまでの本は軍記物として重点が置かれて読んだ気がする。
     この本は時間の進行よりも、それぞれの人物の内情に焦点を当てて描かれているようだ。それだけに、章ごとに話が中断する感じで、読み進むのに時間がかかり、正直面倒くさくて仕方がなかった。が、だ

    0
    2024年02月24日

    Posted by ブクログ

    初心者向け 「平家物語」って感じです。
    史実に基づいた物語なので なんとなく概要はわかっていたけど 難解な人間関係 ころころ入れ替わる主従関係等 人物相関図や たくさんの注釈で わかりやすかったです。
    それぞれの立場での構成の章も 面白かったし さすが 林真理子さん

    0
    2024年02月06日

    Posted by ブクログ

    読みやすいし、読み応えもありました。
    林さんの言葉の選び方、視点を変えた平家物語が、逆に良かったです!
    女性視点の場面も多く、大河ドラマで源氏方の視点を観ていただけに、その裏にある平家の心理が非常に感銘しました。

    0
    2023年12月21日

    Posted by ブクログ

    「六条御息所源氏がたり」のような
    人間のどろどろした
    林真理子流の心理ドラマを
    期待したけど...
    ちょっと消化不良な感じ?

    平家物語のベース自体が
    面白いので楽しく読めた

    0
    2023年12月13日

    Posted by ブクログ

    平家がどのようにして滅んでいったのかを、清盛、後白河法皇はもちろん有名無名の人々の視点から描いてて、角度を変えて滅びの様子が窺え面白い。
    系図があるのはわかりやすくて良かったが、注解の字は小さくて読み難いので、あってもなかっても意味のない物だった。

    0
    2024年02月25日

    Posted by ブクログ

    歴史に疎く、原典のことも詳しくはない。ただ「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響あり」は頭の中にこびりついている。おそらく世界観を残しつつも大胆な構成で人の心の内情を描き直した力作なのだろう。しかし残念ながら、似たような人名に混乱し、移り変わる視点に混乱し、その関係性に混乱し、物語を十分に堪能することがで

    0
    2024年02月10日

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