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※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 生成AIへの指示を理論的アプローチで解説。プロンプトエンジニアリングの基礎からChatGPTパラメータ、Azure OpenAI活用まで詳解。多様な応用への命令方法の工夫も。
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Posted by ブクログ
よくお世話になっている掌田津耶乃氏の著作。入門書としてはとても向いていると思う。非ITエンジニアでも分かるように書かれていて、筆致はとても優しく易しい。画像も多くて理解に困ることは全くなかった。逆にAIの中身についてより詳しく知りたい人、AIを組み込んだハイレベルなアプリ開発を求めている人などには浅...続きを読むく感じるだろう。その時は人工知能やChatGPT関連の本を紐解くべし。 本書を読んでおく意義はいくつかある。 ChatGPTをはじめとする生成AIが普及したことで、今後仕事や生活のあらゆる面で、ググるのと同様に生成AIに困りごとを一旦聞いてみるのが普通になっていく。そうすると生成AIを使ってスピーディに問題が解決できるのが標準となり、相対的に生成AIを使わない問題解決方法が「遅い」と捉えられるようになる。つまるところ、社会の基準スピードが早まるわけだ。 携帯や交通機関やインターネットを使わず、手紙でやり取りしたり、本や口伝でのみ物事を調べたり、徒歩で移動したりといった生活をしようと思うと、それでも生活は可能だとしても、ビジネスでは競争力が下がってしまう。 同様に、生成AIを使った方が勝ち残れるとなると、使うのが当たり前になる。 そんな中、生成AIに適切にプロンプトする技術は一種のリテラシーになっていく。 生成AIはハルシネーションを起こすだとか、情報漏洩の可能性があるとか、仕組みを理解した上でプロンプトすることによって回答精度が上がるといった知識があるとないとでリテラシーの強弱を測られるようになると、知らない・出来ないというのは弱みになる。 自分の頭で考える、自分で仮説を立てる、正確な情報を調べる、文章を書く。こういった作業は生成AIに頼ることで鈍ってしまうため、頼りすぎてはいけない。しかし、そういった学習やトレーニングを確実に積むこととは別に、活用スキルとリテラシーの獲得という意味で、今後はプロンプトエンジニアリングは常識化していくように思う。
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掌田津耶乃
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