人魚姫の町

人魚姫の町

1,265円 (税込)

6pt

4.7

その町では、海から帰ってくる者がいるという──。

東日本大震災から九年。当時岩手に住む小学生だった宏太は、父とともに静岡に避難し、親戚のもとに身を寄せた。
「故郷を捨ててきた」。その思いにさいなまれながらも、宏太は父の死をきっかけに故郷を訪れ、かつて家族同然だった老婆・砂婆に「楓を助けてやってくれ」と頼まれる。
謎の男に追われる幼い少女・楓は何かを探しているようだが……。

劇場アニメ映画化された『岬のマヨイガ』のアンサー作品!
岩手県出身、盛岡市在住の児童書の大家が「東日本大震災」で遺された者を描く。

何が人を故郷に惹きつけるのか?
人の生きる意味に迫る、少し不思議な町のお話。

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人魚姫の町 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    東日本大震災を乗り越えた、海沿いの町の物語。
    柏葉幸子さんは岩手のご出身だったのですね。経験された方にしか描けない心情が溢れていて、胸が苦しくなります。町並は戻ってきても、心の中までは簡単に元通りにはならない。それでもみんな前を向いて進んでいく。生きていくとはそういうこと。そんなことを教えてくれる本

    0
    2024年03月09日

    Posted by ブクログ

    相次いで震災が起こる日本。震災からの復興の児童書は初めて読みました。泣きました。子供だけでなく大人にも多くの人に読んでもらいたいです。

    0
    2024年01月22日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「岬のマヨイガ」のアンサー作品。宏太は東日本大震災で祖父母と母と兄をなくし父と故郷の岩手を逃げるように静岡へ移り住んだ。9年後、父の死を迎えた宏太は何かに導かれるように岩手へ足を向ける。そこで出会った少女楓は謎の男に追いかけられていた。家族同然の付き合いをしていた砂婆に「楓をたすけてやってくれ」と頼

    0
    2023年11月15日

人魚姫の町 の詳細情報

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