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十津川の先輩刑事・木村が定年を迎えた。警視庁に勤務してから一度も帰郷しなかった故郷・小樽へ帰るという。今になってなぜ? そんな折、上野で女性が殺された。警視庁に届いた「死んだ女性のことを捜査しないで下さい」という小樽発のファックス。「かなしきは 小樽の町よ」悲しみ溢れる啄木の歌が好きだと言った木村の姿がふと十津川の脳裏に浮かんだ……。傑作トラベル・ミステリー。
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Posted by ブクログ
刑事を辞めた木村が、父親の遺恨を解決しに小樽に戻る話。 ひょんなことから昔の仲間が尋ねてこようとしていたのだが、その仲間が殺されてしまう。そこから始まった新たな殺人事件。 長い時間小樽で展開される物語だし、もともと小樽の運河を埋めようという議論からはじまったので、小樽のことがよく分かる一冊です...続きを読む。この中にアイヌの話を入れてくる西村さんのセンスには、感動です。
42年前の事件の犯人を追求するという多少無理のある設定だ. 直前につぎつぎと起きた死亡事件を解明すれば,おのずと結論は出るはずだった. 小樽の運河を題材にしているところが社会性がある. 小樽、網走など北海道を横断する事件の展開に,北海道警との連携がからむ. 事件の主要人物が元刑事である点...続きを読むに悩みが多い. 結末は仕方がないことなのだろうか. 実際の運河を見た事がないので,一度見に行きたいと思った.
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西村京太郎
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