隣之怪 木守り

隣之怪 木守り

638円 (税込)

3pt

3.7

古道具商の父親が買いつけてきた薄汚れた紙箱。蓋には、御札のようなもので封をしてある。開けてみると、こけしに似た木の棒が入っていた。なんとなく奇妙な味わいを感じて店のガラスケースに飾っておくと、すぐに売れた。しかし数日後、その客は右手に怪我をして品物を返しにきた。不思議なことに、そんなことが何度も続く。そこに秘められた恐ろしい因縁とは…。「新耳袋」には書けなかった怪談集、シリーズ第1弾!

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隣之怪 木守り のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2019年09月16日

    「新耳袋」シリーズの共著者、木原浩勝氏の著作である。

    新耳袋は、中山氏が第三者目線で書いているのに対し、木原氏は語ってくれた「私」の視点から書かれている。そのため、体験者の話を直に(耳下に)聞いているような効果がある。

    はじめの方の話は軽い肩慣らし程度で進んでいき、後半の「木守り」「発狂する家」...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年06月15日

    久しぶりのホラー小説。全部で25編もの短編が収録されていて、お得感がある。文体は一人称語りの体験談風で、臨場感があり、とても良かった。特に怖かったのが、『末路』と『ふたり』。逃れられない家系の話で、その結末にゾッとした。

    「怪異は無闇に人を襲いにはやってこない、怪異はただそこにあるだけ、チャンネル...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年05月21日

    『新耳袋』完結後に始まったシリーズ「隣之怪(となりのかい)」その一。
    実は発売後間もなく読んでいたのを思い出して登録。
    『新耳袋』には収録しなかった(出来なかった)因果話、
    呪いに纏わる話、25編。
    家屋、壁、家具、古道具――といった、
    人の生活の「内側」を形作るものに纏わるエピソードが集まっている...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年10月26日

    怖いだろうと思ったけどもやっぱり怖かった
    出来事が怖い話もあれば、人が怖い話もあった
    鈍い私には見ることがないけれど、怖かった。

    思い出した不思議体験は、母方の祖母がなくなった日に、おばあちゃんの気配を感じた瞬間があって、亡くなった時にさよならを言いに来てくれたのかなと勝手に思ったこと。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2020年09月22日

    人は生きていると、良し悪しに関わらず何かしらの因縁に見舞われることがある。脱却できるならばいいが、死ぬまで付きまとうほど根深いものもある。そんな呪いようなそれに、私達はどう対峙したらよいのだろうか。




    読んでいていろいろな意味で震えた作品。非常に良質な話ばかりだった。呪いめいた因縁に理不尽にも...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2014年01月22日

    新耳袋シリーズでは三人称でしたが、このシリーズは一人称で綴られていくようです。
    三人称→一人称に変わっただけで随分と印象が変わりますね。
    あとがきでも記されているとおり、新耳袋では書かなかった因果や呪いに纏わる話を、、、ということですが、「井戸」で書かれている古井戸なんかは本当に怖いなぁと思う。
    ...続きを読む

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