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Posted by ブクログ 2024年03月17日
幕末の技術者、小野友五郎の生き様を描いた歴史小説。歴史の前提知識があまり無くても割と読みやすい。
測量技術者として計算に絶対の自信を持ち、アメリカ人相手にも臆することのない友五郎の技術者魂に心打たれた。計算は嘘をつかないという信念の元淡々と仕事をこなすのが常の友五郎だが、激変する環境に翻弄される中で...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月28日
長崎海軍伝習所1期生の小野友五郎の半生。
算術達者から長崎海軍伝習所で学び測量技術者となり咸臨丸で渡米。その後も幕府の裏方として働く。木村摂津や小栗さんと仲良し。武力攘夷をバカの仕業だと感じる人柄。
職人気質の真っ直ぐさが好き。
この作品では、勝と福沢がまあまあアレな人で、ごめんその感じまさに同意だ...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月12日
笠間藩士として出世して幕府に出向。咸臨丸で航海長を務めて後幕臣となり、勘定奉行並にまで出世した、「笠間が生んだ科学技術者」小野友五郎の物語。
友五郎が常に淡々としていて感情移入がし難いけれど、幕府には人材を登用する仕組みがちゃんとあったんだなぁ、と感慨深く思う。この多才の人にじっくりと一つのところ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年11月12日
今野敏さんの時代小説を読むのは初めてでした。過去に読んだ警察系の小説とは趣が全く異なる。
幕末、激動の時代。咸臨丸で太平洋を渡るところからストーリーが始まります。主人公の小野友五郎は幕府の官僚(当初は笠間藩士)。長崎海軍伝習所の一期生。計算能力が人並外れており、計測技術に優れている。
いつの世で...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年09月30日
この作品には、良い意味で、大いに裏切られた。主人公が、いわゆる「文官」で、舞台は幕末といっても、あまりドラマティクな展開は期待できない、と思っていたからだ。確かに、「戦」の場面は、その結果のみ語られているだけで、派手なところはないけれど、主人公の、確固とした信念に基づいた言動の潔さには、胸がすく思い...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年09月20日
今野敏さんが歴史小説⁈ってなったけど、やっぱり面白い!正直、全然知らない人だったけど、面白かった。
面白くない歴史小説によくある、調べた資料並べ替えただけ、みたいな感じが全くなかったし、この人は後にーみたいなのもなかったから、凄く入り込めた。維新のころの幕府側の人の話で、気持ち分かるなーってなったの...続きを読む
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