ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
4pt
古代日本人は、ことばには不思議な霊威が宿ると信じ、それを「言霊」と呼んだ。この素朴な信仰の実像を求めて、『古事記』『日本書紀』『風土記』の神話や伝説、『万葉集』の歌など文献を丹念に渉猟。「言霊」が、どのような状況でいかなる威力を発揮するものだったのか、実例を挙げて具体的に検証していく。近世の国学者による理念的な言霊観が生み出した従来のイメージを覆し、古代日本人の信仰を描き出す。
アプリ試し読みはこちら
Posted by ブクログ
言霊、言葉に宿っている不思議な霊威。古代、その力が働いてい言葉通りの事象がもたらされると信じられた。 言葉には霊力が宿っており、その霊力が禍にも福働く、祝詞、寿詞、呪文、唱え事を、ことわざ、和歌、あいさつ語、忌み言葉など 古い祝詞は、神々を褒め称え神に供え物を捧げることによって、人間の言葉の威力では...続きを読むなく神神の霊力が発揮されることを期待する詞章である。 言霊思想の変遷、古代日本人、現実の世界に変化をもたらすことができるのは神の霊力だけ、言霊は神に属するもの。近世の国粋主義者たち、言葉に宿っている不思議な霊威、
言霊の本来の姿は、現代でイメージされているものとは異なることを、古事記・日本書紀などから様々な例をピックアップし、説明されている。 国見・国讚めの話やコラムも含めて読み物としては非常に楽しめたが、最後があっさりしすぎた感は否めない。
『言霊とは何か』 佐佐木隆 本書は『古事記』『日本書紀』『風土機』『万葉集』などで言霊が使われている場面を多く取り上げている。 〝言霊〟は『万葉集』山上憶良の詠んだ長歌で記録では初めて歌われたとされている。 まず、『万葉集』に三例ある「言霊」の実例は神を意識して用いられたものであり、「言霊...続きを読む」は神のことばがもつ威力だったのではないかということである。(p237) ★あとがきより。 言うまでもないが、本書で確認したことは、あくまでも『古事記』『日本書紀』『万葉集』『風土記』など古代の文献に反映する、ことばに対する人々の考えかたである。(p239) ★その後の信仰、考え、習慣の背景には神がいたとは主張しないとある。 言霊、言葉の力が上記であげている書物の中でどのように使われているか、その確認の作業であった。 あくまでも、実際に文章から何が読み取れるのかという、事実の確認である。(p iv) ★読み返すと、前書きにもそう書かれている。購入の際に「まえがき」と「あとがき」を詠めば購入の目安になるだろう。
レビューをもっと見る
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
新刊やセール情報をお知らせします。
言霊とは何か 古代日本人の信仰を読み解く
新刊情報をお知らせします。
佐佐木隆
フォロー機能について
「中公新書」の最新刊一覧へ
「学術・語学」無料一覧へ
「学術・語学」ランキングの一覧へ
上代語の表現と構文
「佐佐木隆」のこれもおすすめ一覧へ
▲言霊とは何か 古代日本人の信仰を読み解く ページトップヘ