トランク 林芙美子大陸小説集

トランク 林芙美子大陸小説集

990円 (税込)

4pt

4.0

シベリア鉄道での亡命旅行「トランク」、満洲で芸者をしていた女性の一人語り「幕切れ」。旅を愛した林芙美子は、自身の訪れた国々を積極的に小説に描いた。庶民目線を貫いたその筆は、戦前の日本人が海の向こうの〈大陸〉に抱いた希望と憧れ、そして敗戦で負った傷跡を克明に写し取っている。絶筆となった「漣波」ほか欧州、ロシア、満洲を描いた小説七篇と、川端康成が単行本『漣波』に寄せた「あとがき」を収録。〈解説〉今川英子

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

トランク 林芙美子大陸小説集 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    満州国というものが存在していた頃の、かの地やモスコー(モスクワ)や欧州へ野望や夢を抱いて乗り込んでいった人々を描く短・中編集。今の感覚で読むと、この人たち侵略に罪悪感とか抱かなすぎじゃない? と思ってしまうが、当時の普通の人々の感覚としては、内地で鬱々としているよりも海の外に出てやろう、という気持ち

    0
    2024年03月14日

    Posted by ブクログ

    戦前・戦後、日本やロシア、中国、パリなどを舞台にした短編集。
    「雨」、なんとか命からがら日本に帰ってきた兵士が故郷に戻ったが居場所がなかった話が印象的。「いったいこんな焼け野原になるまで、どうして人々は我慢をしていたのか」

    0
    2023年12月29日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    人生煮詰まると、フッと今いるところから飛び立ちたくなる。
    でもおいそれと、そうも行かない。
    そこをためらわず飛び立ってしまうのが林芙美子だ。
    ただし、芙美子の時代は船旅。
    日数がかかる分だけ出会いもあり、旅情もある。

    この本は、芙美子の小説の中から、大陸に渡った人たちを描いた作品を選び出したもの。

    0
    2023年09月22日

トランク 林芙美子大陸小説集 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

中公文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

林芙美子 のこれもおすすめ

愛する人達

愛する人達

無料あり
  • 試し読み

蒼馬を見たり

蒼馬を見たり

無料あり
  • 試し読み

朝御飯

朝御飯

無料あり
  • 試し読み

朝夕

朝夕

無料あり
  • 試し読み

或る女

或る女

無料あり
  • 試し読み

田舎がえり

田舎がえり

無料あり
  • 試し読み

浮雲

浮雲

美しい犬

美しい犬

無料あり
  • 試し読み

同じジャンルの本を探す