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同性愛者として知られ、フランス象徴派詩人のマドンナともいうべきルネ・ヴィヴィアン(1877-1909)の遺稿詩集本邦初訳!「ボードレールの娘」の異名を持ち、32歳の若さで夭折した、「菫の詩女神」の死と孤独を見つめた格調高く、耽美的な世界。
【目次】
緒言
はじめに
菫の加護のもとに
恋
霊感
マリアの七つの百合
わが楽園
追憶
月への祈り
妖精たちの約束
存在
よみがえり
夜の中の鳥
私たちの時間
陽の光に驚いて
慰めの月
不在
愛すべき敵に
本質的なこと
嘘の恐ろしさ
アジアの神殿
折れた翼
病める額におかれた手
わが心のために
かの百合のために
驚嘆
とるに足らぬ恋
恋よ、お前は盗人
幸せな宵のまどい
菫への祈り
訳者あとがき
ルネ・ヴィヴィアン年譜
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