進化が同性愛を用意した ジェンダーの生物学

進化が同性愛を用意した ジェンダーの生物学

1,760円 (税込)

8pt

4.0

自然界では1500種を超える動物で、同性間の性行動が観察されている。それはなぜか?性の多様性の本当の意味を明らかにする。

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進化が同性愛を用意した ジェンダーの生物学 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    知らなかったことを沢山知ることが出来ました。
    生物学的視点だけではなく心理学や文化的な経緯など多面的にあつかっていて、同性愛について言葉は知っているけど詳しくは知らないという人にとって入門書的な役割も果たすと思います。ぜひ多くの人に読んで欲しいです。

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    2024年02月20日

    Posted by ブクログ

    年末年始休みに読もうと思ってた一冊目。ジェンダーの問題と生物学的な関わりを広範なテーマ(時間軸、地理的分布軸、動物種軸)から論じている。「性的マイノリティの存在は、遺伝子が自らを効率よく拡散させるために個体の行動を操作するはず、という前提に反するように見えるパラドックス」(「はじめに」より)という僕

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    2024年01月01日

    Posted by ブクログ

    1672

    坂口菊恵
    1973年、函館生まれ。函館中部高校卒業後、宅浪を経て二十歳で上京、家出。数年のフリーター生活後、東京大学文科III類に入学、東京大学総合文化研究科広域科学専攻で博士(学術)を取得。東京大学教養教育高度化機構にて特任教員、現在は大学改革支援・学位授与機構 研究開発部教授。専門は

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    2023年10月30日

    Posted by ブクログ

    言説における、性別=生物学的性で変えられないもの 辞書的定義の間違い指摘することに役立つ。生物学的性という、「変えられなさ」が綻びを持ち揺らぎのあるものと認識することの、進化学・生物学からのバックアップが詰まった書籍である。そして、揺らぎや綻びがあることは、この生物学的性が、それ以外の言説によって規

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    2023年09月09日

    Posted by ブクログ

    生物学と文化の視点から同性愛の合理性も見出す。性的指向は生まれつきだから許されるべきではなく、文化的・後天的の影響があってもその多様性を尊重すべきという観点は自分にとって斬新だった。

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    2023年08月10日

    Posted by ブクログ

    最初の方は生物的に同性愛はありふれたことに触れ、性が二極的でも決定論的でもないことを説明している。
    「進化」って表題だが、進化的な論理はあまりない、ただ遺伝子に関する考察はあるし、自然淘汰に関する考え方は慎重に語られている。
    また性淘汰の話と同じくらい、群淘汰に関する話もある。
    ただ中盤頃から人に限

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    2024年03月04日

    Posted by ブクログ

    進化が同性愛を用意した
    ジェンダーの生物学

    著者:坂口菊恵
    発行:2023年6月30日
    創元社

    大学改革支援・学位授与機構研究開発部教授で、進化心理学、内分泌行動学、教育工学が専門とプロフィールにある。本書の書き出しには、著者の専門は進化心理学で、ヒトの性行動の個人差や、性ホルモンの働きについて

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    2024年01月05日

    Posted by ブクログ

    ヒトはもともと両性愛的だし、同性との性行動はヒト以外の生き物にも“普遍的に”存在するし、性別は雌雄に二分できないと考える方が“自然”だし、ヒト以外でも性別とそれに付随する生殖行動が固定的なわけではないのでジェンダーと看做したほうが説明がつく、というような内容。

    同性愛やトランスジェンダーが排除され

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    2023年11月19日

    Posted by ブクログ

    動物とヒトの性そのものから文化まで幅広い領域に触れている。性やジェンダーを、社会運動的文脈でなく自然科学的な研究対象として扱っている本は多くないように思うので、貴重な内容ではある。しかし動物行動学の分野を除いては、定説とはいえない様々な説まで広く言及しているため、学問として研究が道半ばなのだなという

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    2023年08月17日

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