ロシア 語られない戦争 チェチェンゲリラ従軍記

ロシア 語られない戦争 チェチェンゲリラ従軍記

817円 (税込)

4pt

プーチンという強力な独裁者により、未曾有の経済発展を遂げたロシア。だがその影で何が行なわれていたのか……。世界紛争地帯の取材を続ける著者が、1年半ものあいだ行動を共にしたチェチェン独立派ゲリラ部隊での体験を綴る、渾身のルポ。野営の日々、地雷原突破、ロシア軍戦闘ヘリからのミサイル攻撃。加えて、元諜報機関員リトビネンコ暗殺事件に象徴されるロシア秘密警察の活動の実態--著者自身がロシア秘密警察に16日間拘束された--や、欧州へ流出しているチェチェン難民の逃避行に同行した体験を記す。

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ロシア 語られない戦争 チェチェンゲリラ従軍記 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2013年07月05日

    「甦る怪物」として豊富な天然資源を背景に未曾有の経済発展の陰で、「闇の戦争」が行われているロシア。本書はフリージャーナリストである筆者が一身を賭して綴った貴重な記録であるいえます。今だからこそ是非。

    僕がこの問題に興味を持ったのは映画「コーカサスの虜」を見てからで、これが現在でも続くチェチェン紛争...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年02月06日

    著者が常岡さんというきっかけで読んだに過ぎず、ロシア情勢、ましてやチェチェンについて予備知識ゼロ。だけどもチェチェンで何が起こっているのかというのと、イスラムというのがどういうことの一端を著ることができた。あとはロシアの諜報。中国、北朝鮮、ロシアという隣国でこんなことが起こっているというのが改めて驚...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年02月11日

    隣国であるにも関わらずロシアの事を知らなすぎたと痛感。かなりチェチェン側の肩を持った内容だが、ロシア政府側のリークが垂れ流されている現状を考えると資料的な価値は非常に高いように思えた。チェチェン戦争の悲惨さよりもロシア政府のマスコミでは描かれることのない陰湿さが個人的に印象に残った。

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    Posted by ブクログ 2010年08月30日

    【キーワード】ロシア、チェチェン、戦争、ジャーナリスト

    新書でこのような従軍記が読めるのはすごいことだと思います。著者が実際にチェチェン独立派にジャーナリストとして従軍してた時の記録ですが、資料や人づてに聞いた話ではなく、銃を向けられ、ロケットに狙われ、死にそうになった経験を持つ著者の言葉にはとて...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年01月21日

    チェチェンの武装組織に同行し、彼らの視点でロシアと被支配民であるチェチェン、イングーシ、その他の民族の悲哀に満ちた現状を書いたもの。グルジアの苦悩も感じられた。
    ヘリからミサイルを放たれ、拘束され、しかし、日本人であるが故、尋問されたものの数々の幸運が重なり危害を加えられず生還したこと、その真実の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年05月05日

    ロシアとチェチェンの戦争を、筆者自らチェチェン側から書くしかなかった事情も明らかにして、かなり公平でしかもそこにいたことでしか書けない臨場感のあるルポ。筆者の考え方もよく理解でき、最後のリトビネンコとのインタビューも興味深かった。

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    Posted by ブクログ 2010年12月30日

    先日アフガニスタンでゲリラに拘束されて話題になった常岡浩介氏によるチェチェンゲリラ従軍記。ゴルバチョフ〜エリツィンと、少しずつ民主化に成功したかに見えたロシアも、プーチンの出現によって再びソ連時代を思わせる統制された独裁政治の様相を呈してきた。

    チェチェンに対して行われた容赦ない弾圧と情報統制、ジ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年07月04日

    [ 内容 ]
    プーチンという強力な独裁者により、未曾有の経済発展を遂げたロシア。
    だがその影で何が行なわれていたのか……。
    世界紛争地帯の取材を続ける著者が、1年半ものあいだ行動を共にしたチェチェン独立派ゲリラ部隊での体験を綴る、渾身のルポ。
    野営の日々、地雷原突破、ロシア軍戦闘ヘリからのミサイル攻...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年06月05日

    この人今現在誘拐されてるけど大丈夫かなー
    よく危険な地域に行く人が悪いって言われるけど。
    私も今までそう思ってたけどこの本読んで変わりました―。
    この人がそこにいかなきゃチェチェンの状況なんてわかんなかったわけだし。
    知る必要もないんだけど、ね。

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    Posted by ブクログ 2009年11月01日

    最初に、この本は作者が書いているように、文章が上手なわけでもなく、チェチェン側の視点に偏っているなどの欠点はあります。
    しかし、ゲリラに従軍し、ロシアのFSB(秘密警察)との相対した著者の体験は迫力充分で、引き込まれるものがあります。

    ペレストロイカ以降、ロシアは混乱の時期にあったでしょう。
    それ...続きを読む

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