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プーチンという強力な独裁者により、未曾有の経済発展を遂げたロシア。だがその影で何が行なわれていたのか……。世界紛争地帯の取材を続ける著者が、1年半ものあいだ行動を共にしたチェチェン独立派ゲリラ部隊での体験を綴る、渾身のルポ。野営の日々、地雷原突破、ロシア軍戦闘ヘリからのミサイル攻撃。加えて、元諜報機関員リトビネンコ暗殺事件に象徴されるロシア秘密警察の活動の実態--著者自身がロシア秘密警察に16日間拘束された--や、欧州へ流出しているチェチェン難民の逃避行に同行した体験を記す。
...続きを読むPosted by ブクログ 2013年07月05日
「甦る怪物」として豊富な天然資源を背景に未曾有の経済発展の陰で、「闇の戦争」が行われているロシア。本書はフリージャーナリストである筆者が一身を賭して綴った貴重な記録であるいえます。今だからこそ是非。
僕がこの問題に興味を持ったのは映画「コーカサスの虜」を見てからで、これが現在でも続くチェチェン紛争...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年02月06日
著者が常岡さんというきっかけで読んだに過ぎず、ロシア情勢、ましてやチェチェンについて予備知識ゼロ。だけどもチェチェンで何が起こっているのかというのと、イスラムというのがどういうことの一端を著ることができた。あとはロシアの諜報。中国、北朝鮮、ロシアという隣国でこんなことが起こっているというのが改めて驚...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年08月30日
【キーワード】ロシア、チェチェン、戦争、ジャーナリスト
新書でこのような従軍記が読めるのはすごいことだと思います。著者が実際にチェチェン独立派にジャーナリストとして従軍してた時の記録ですが、資料や人づてに聞いた話ではなく、銃を向けられ、ロケットに狙われ、死にそうになった経験を持つ著者の言葉にはとて...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年01月21日
チェチェンの武装組織に同行し、彼らの視点でロシアと被支配民であるチェチェン、イングーシ、その他の民族の悲哀に満ちた現状を書いたもの。グルジアの苦悩も感じられた。
ヘリからミサイルを放たれ、拘束され、しかし、日本人であるが故、尋問されたものの数々の幸運が重なり危害を加えられず生還したこと、その真実の...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年12月30日
先日アフガニスタンでゲリラに拘束されて話題になった常岡浩介氏によるチェチェンゲリラ従軍記。ゴルバチョフ〜エリツィンと、少しずつ民主化に成功したかに見えたロシアも、プーチンの出現によって再びソ連時代を思わせる統制された独裁政治の様相を呈してきた。
チェチェンに対して行われた容赦ない弾圧と情報統制、ジ...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年07月04日
[ 内容 ]
プーチンという強力な独裁者により、未曾有の経済発展を遂げたロシア。
だがその影で何が行なわれていたのか……。
世界紛争地帯の取材を続ける著者が、1年半ものあいだ行動を共にしたチェチェン独立派ゲリラ部隊での体験を綴る、渾身のルポ。
野営の日々、地雷原突破、ロシア軍戦闘ヘリからのミサイル攻...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年11月01日
最初に、この本は作者が書いているように、文章が上手なわけでもなく、チェチェン側の視点に偏っているなどの欠点はあります。
しかし、ゲリラに従軍し、ロシアのFSB(秘密警察)との相対した著者の体験は迫力充分で、引き込まれるものがあります。
ペレストロイカ以降、ロシアは混乱の時期にあったでしょう。
それ...続きを読む
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