ルポ 新宿歌舞伎町 路上売春

ルポ 新宿歌舞伎町 路上売春

1,760円 (税込)

8pt

3.0

ここ最近、新宿歌舞伎町のハイジア・大久保公園外周、
通称「交縁」(こうえん)には、若い日本人女性の立ちんぼが急増している。

その様子が動画サイトにアップされ、
多くのギャラリーが集まり、現地でトラブルが起きるなど、
ちょっとした社会現象にもなっている。

彼女たちはなぜ路上に立つのか。他に選択肢はなかったのか。
SNS売春が全盛のこの時代に、わざわざ路上で客を引く以上、
そこには彼女たちなりの事情が存在するに違いない。

「まだ死ねないからここにいるの」

一人の立ちんぼが力なく笑った。
本書では、ベストセラーノンフィクション『売春島』の著者・高木瑞穂が、
「交縁」の立ちんぼに約1年の密着取材を敢行。
路上売春の“現在地”をあぶり出すとともに、
彼女たちそれぞれの「事情」と「深い闇」を追った――。

■目次

・プロローグ(序章)

・第1章 統合失調症とASDを抱える女・琴音(31歳)

・第2章 二度の逮捕歴がある女・未華子(32歳)

・第3章 ハイジア・大久保公園界隈に街娼が集まり始めたルーツ

・第4章 歌舞伎町で起きた事件から紐解く、路上売春史

・第5章 ヤクザに拉致られた女・梨花(21歳)

・第6章 1ヶ月350万円を稼ぐ女子大生・恵美奈(19歳)

・第7章 彼氏に勧められて路上に立つ女・紗希(20歳)

・第8章 歌舞伎町案内人と巡る“交縁”の現在

・第9章 名物立ちんぼとして知られる老女・久美さん(年齢不詳)

・エピローグ(終章)

■著者 高木瑞穂
ノンフィクションライター。
1976年生まれ。月刊誌編集長、週刊誌記者などを経てフリーに。
主に社会・風俗の犯罪事件を取材・執筆。著書に『売春島「最後の桃源郷」渡鹿野島ルポ』
『東日本大震災 東京電力「黒い賠償」の真実』『覚醒剤アンダーグラウンド「日本の覚醒剤流通の全てを知り尽くした男」』(彩図社)、
『裏オプ JKビジネスを天国と呼ぶ“女子高生"12人の生告白』(大洋図書)『日影のこえ』(共著、小社刊)ほか。
Twitter @takagimizuho2

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ルポ 新宿歌舞伎町 路上売春 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    歌舞伎町の大久保公園周辺にて、路上売春(所謂、立ちんぼ)を行う女性8名のインタビューに加えて、新宿という土地と売春行為の繋がりを歴史的な経緯から辿る一冊。

    新宿の路上にて、自身の身体に手頃な値段を付けて容易く売り払ってしまう女性達。月並みな言葉になるが、「もっと自分の心と身体を大事にしなよ……」と

    0
    2023年12月28日

    Posted by ブクログ

    いたましい。
    60代と見られる街娼の方のインタビューは、読んでいるこちらの心が砕けてしまいそうなほど、ただただ、いたましいものだった。

    0
    2023年09月15日

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