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Posted by ブクログ 2015年12月28日
うまくいかないことも多いけど、いいこともたまにある。どん底ってわけじゃない。わるくないよね、今も。ちょっとがんばってみようかな。
そんな気持ちになった短編集。
どの話も、希望に満ち溢れているわけではないのだけど、何となく過ぎていくような毎日を明日も続けようかな、と思えてしまう。
もしかして、それは...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年04月14日
鷺沢萠さん作品を読むのは初めてだ。
日常の中でふとした一瞬を切り取ったような短編集。
冷たくてかたいのに暖かくてほっとしてしまうような、不思議な文章。
コンクリートに囲まれた街中で、足元のアスファルトを割ってたんぽぽが花を咲かせているのを見つけた時の気持ちに似ている。
「グレイの層」と「金曜日の...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月24日
高校生の頃、新刊で読んでいた。
当時ものすごくこの短編集が好きで、繰り返し読んだ。
十数年ぶりに読み返したら、やっぱりすごく好きだった。
そして、そうか、今の私のこの考え方は、この小説からきているのかもしれない、と思うところがいくつもあった。
亡くなってしまったのがおしい。
まだ読んでいない本がある...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
鷺沢 萠の【海の鳥・空の魚】を読んだ。
ショート・ストーリーが20編収められた短編集。
ひとつの物語が10ページくらいで終わるので、次々とテンポよく読むことができる。
しかし、そのひとつひとつの物語は、確実に読む者の心を捉え、切なさだったり、共感だったり、小さな
幸せだったりを、ひっそりと残...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月07日
outofthisworldさんの本棚のコメントの言葉にひかれて手に取りました。
そしてとても深く心に感じました。
題名の意味、解説を読んでなるほどと。
この本でもどこか不器用な生き方をする人たちが愛情を持って描かれていますね。
とくに「グレイの層」と「柿の木坂の雨傘」が好きでした。
じんとしました...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年10月09日
鷺沢萠は初めて読む。
大変申し訳ないのだが、最初は「あれ?思ってたのと違う…」と言う感じだった。
それから暫く、忙しくて読めずにいて、3日ぶりに読んだ。良かった。
日々の小さな出来事を切り取って書いているだけなのに、どうしてこんなにノスタルジーな気持ちになるんだろう。
懐かしさや切なさ、そして後悔...続きを読む
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