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「あの人はいい顔してる」と言うことがあります。とても魅力的な表現ながら、どういう顔がいい顔なのかわかりにくい面もあります。そこで本書では、写真家荒木経惟さんが、いい顔についてあらゆる角度から論じ、いい顔とは何か、どうすればいい顔の持ち主になれるのかについて、徹底的に語りつくします。アラーキーの呼び名でおなじみの荒木経惟さんは、2010年5月で70歳を迎えます。また、写真家生活も50余年になります。09年に自身のからだに見つかったガンと闘いながらも、過激な問題作を次々と発表されています。一方で、荒木さんが思い入れをもって撮影してきたのは、“顔”です。自身の写真家生活は「顔に始まり顔に終わる」と言い切り、いまなお、『日本人ノ顔』シリーズなどを通し、顔を撮り続けています。顔をテーマにしながら荒木さんのお話は、女性観、男性観、人間観、死生観にまで広がり、この写真家の人間への興味、思索の深さには唸る思いがいたします。政治、社会、文化、芸能、スポーツ……、あらゆる世界で「いい顔」が少なくなったいま、多くの方に読まれ、この国に「いい顔」があふれることを願う一冊です。
...続きを読むPosted by ブクログ 2014年11月06日
写真を見るのは好きなくせに名のある写真家の作品を見るということをしてこなかったのだけれど、この本を見つけたとき、表紙、ぺらぺらとめくったページの写真に目を奪われてしまった。
母子像のくだりでは涙が出た。ごく軽いノリの文章なんだけれど心に響いた。この人の作品をもっと見てみたいと思った。「ひと」の写真...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年10月20日
表紙に一目惚れして買ってしまった。
天才アラーキーの本。
アラーキーといえば、”ヌード写真家、サングラスに髭、エロくて軽いおっちゃん”というぐらいだった。
アラーキーって軽いおじさんと思ってたら、結構人間くさいひとだったんだなぁ。でも、それを軽い感じの口調で綴ってるのが、くどくなくていい。この本の...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年10月22日
友だちが貸してくれた。
アラーキーの軽快な語りでさくさくっと読める、でも奥が深い。
” 若いほうがいいなんて、社会に踊らされてるだけだよ。40歳、50歳と歳を重ねていけばいくほど、顔はその人自身のものになるだろう?誰でもない、自分でつくった顔になる。その顔にはいろんなものが刻まれてくるんだから、若...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年11月09日
アラーキー独特のことばで書かれていて、読みやすかった。
さぞ明るい人生なんだろうと思っていたけど、そんなこと全然なくて、「愛しているひと」について考えさせられます。
両親の死からまなんだというフレームワークやアングル、妻の死にも触れていて、こんなふうに愛されたいと思いました。
写真集もみてみたいです...続きを読む
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