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Posted by ブクログ 2020年06月24日
初めて読んだのは1992年前後だと思う。昨年、再読。
10年近く暮らしたアメリカではベトナム移民コミュニティが近くにあったり、もちろん周りにベトナム系の人達も多くいた。とにかく親切な人が多かった。
ホーチミンではマジェスティックホテルに宿泊。朝食は本文にも出てくる川を見渡せるレストラン。宿泊者以外...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年12月31日
戦争前夜までの記者らのゴタゴタのみならず、サイゴンという街のいとおしさ、妻への思い、記者としての歴史が変わる瞬間をみることへの渇望など…。想いがストレートに、整理されずに述べられていて、惹き込まれる。
静かな政変(?)だったとはいえど、さまざまな混乱があり、血も流れたこともわかる。
著者の心の揺れ...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年12月24日
ベトナム戦争というと、小学生の頃の記憶しかないが、遠い国の出来事ながらとても不安な気持ちになった事を思い出す。あのころは、とにかく反共産主義というキーワードしかなく、当然ベトナム戦争もその概念でのみ語られていた。そういう意味では、サイゴン陥落というのは衝撃的であり、子供心に世界はこれからどうなってし...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年06月12日
1975年4月30日サイゴン(現在のホーチミン市)の陥落を持ってベトナム戦争は終結する。
著者は新聞社の特派員としてその現場に居合わせた。
時代の転換に直面した庶民の生活、対応がユーモラスに描かれている。
サイゴンの市民は困窮の中でもしたたかで粘り強い。それに比べて
政治家・軍首脳の無能だった。
こ...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年03月02日
近藤紘一の本を続けて読む。
「サイゴンから来た妻と娘」「目撃者」、それと、この「サイゴンのいちばん長い日」の3冊。
近藤紘一は、サンケイ新聞の記者だった。
ベトナム戦争中のサイゴン(今のホーチミンシティ)に記者として滞在し、そこで知り合った子連れの女性と結婚、サイゴン駐在が終わった後は家族で日本で...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年08月17日
『キャパになれなかったカメラマン ベトナム戦争の語り部たち
上・下』もベトナム戦争の際の人間ドラマを描いたものだった。
こちらはベトナム戦争の報道に関わった人たちを題材にした作品
だったが、本書は著者の伴侶がベトナム人女性ということもあり、
ベトナムで生きる人々のサイゴン陥落前後の生活を描き出し...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年12月24日
近藤さん34歳のときの処女作であり、1975年4月30日のサイゴン陥落前後約40日間を詳細にたどるルポルタージュです。緊迫した状況の中、そこに悠々と暮らす人々の姿が優しく楽しく描かれており、一方で微笑ましくも、一方で熾烈な当時のサイゴンの状況がありありと浮かんできます。
日常勤務のかたわら、2週間...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
自分にとってベトナム戦争は歴史上の事件を脱するものではなかった。生まれた頃には既に過去のものであったのだから仕方がないのかもしれない。ゆえにベトナム戦争に対する認識というものも知識としてのものを脱しなかった。サイゴン陥落という重要な局面を当地で迎えた近藤氏によるこのルポタージュはどうしても白黒にしか...続きを読む
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