殺意のまつり

殺意のまつり

440円 (税込)

2pt

4.5

二十年前に起きた殺人事件の真犯人が突然名のりをあげた。しかし、別に捕えられた男は無実を叫びながら十五年の刑期を終え、事件もすでに時効を迎えている。真相を追う弁護士の前に過去の殺意がつぎつぎ露呈する──。冤罪を巧みに利用しようとした悪意なのか、それともまことの罪悪感からのがれたい人間の善性を信じるべきか。元犯人、真犯人を幾重にもとりかこむ思惑と愛憎がベールをさらに厚くする。人間模様を見事に捉えた表題作をはじめトリックメーカーが織りなす傑作推理七篇。

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殺意のまつり のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2011年06月05日

    再読。
    35年ぐらい前の作品たち。
    トリックに使うものは古くても、人の心というのは変わらないものだな。
    今の時代でも充分面白い。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2011年12月06日

    残酷な旅路
    恐怖の賀状
    50パーセントの幸福
    黒枠の写真
    死者の掌
    孤独な証言
    殺意のまつり
    の7つの短編集。

    解説は鮎川哲也

    残酷な旅路は、西村京太郎が、自作の「南神威島」と対比させて、「南神威島の頃」という随筆を書いている。
    西村京太郎が山村美紗に影響を与えたのか、山村美...続きを読む

    0

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