能力はどのように遺伝するのか 「生まれつき」と「努力」のあいだ

能力はどのように遺伝するのか 「生まれつき」と「努力」のあいだ

1,100円 (税込)

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能力は遺伝するのか。そもそも「能力」とは何か。そして「遺伝」とは何だろうか。実はわからないことだらけの領域を第一人者が解説!

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能力はどのように遺伝するのか 「生まれつき」と「努力」のあいだ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    話題になった一冊のようですが、タイトル、サブタイトルから想像するような本ではありません。非常に読み応えのある、極めて真面目で、そして、何より勇気を与えてくれる本でした。
    遺伝的多様性が誇示と社会を規定する重要なファクターであることを認めた上で、それがものようなものかを行動遺伝学、心理学の知見から解き

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    2023年12月03日

    Posted by ブクログ

    遺伝の話には抵抗がある。優生学とナチスの話は避けては通れない。でも、すでに明らかになったことがたくさんあるので、それを知ってから、倫理的に考えていくことが大切なようだ。
    遺伝と共有環境、非共有環境という、双生児研究の基本的な話が主となる。心理学の教科書にグラフが載っているやつだ。あれをどう見るのか、

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    2024年05月03日

    Posted by ブクログ

    セントラルドグマはともかく、遺伝上では、地球上の生命は皆、統計情報化された確率の変移にすぎないのかな。
    逆かな、確率の変移が、統計情報化されて個体総体として成立していると考えればいいのかな。

    まあ、知能という次元では、言語処理として生成AIと然程の違いは無い。この単層限定なら、暗黙知が成立している

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    2023年09月30日

    Posted by ブクログ

    遺伝学×統計学。統計学って凄い。セントラルドグマの制約→遺伝子の相互作用による「発現(表現型)」(確率の問題)→パーソナリティも遺伝要素大。「能力」とは「ある特定の状況や課題において、個人に同じ機能を持った行動を反復して起こさせる神経的・身体的ネットワーク」。「環境」も遺伝の影響を受ける。著者も述べ

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    2023年08月14日

    Posted by ブクログ

    橘玲の「言ってはいけない」で同様に遺伝の影響についてある種危機的に煽っていたと思うが、本著ではより研究のデータに基づいて、専門的な分析がなされている(ように素人からは見える)が、ブルーバックスとはいえ門外漢には手に取るように、とは行かない内容。

    研究方法やその領野について、なかなか専門として進めよ

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    2023年08月13日

    Posted by ブクログ

    「環境か遺伝か」という単純な話ではなく、遺伝と環境の交互作用によって説明される。
    遺伝の効果が環境によって変わってくる。逆に環境の影響が遺伝の条件によって変わってくる。
    知能の遺伝率は発達とともに増加するのは驚きだった。

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    2023年08月02日

    Posted by ブクログ

    この本を読む前は遺伝の影響もあるが、成長してからの環境や行動が社会的な立場を左右すると考えていた。

    その考え方は合っている部分と間違っている部分があった。
    遺伝は非常に複雑である。また、能力が発揮されること自体も想像以上に単純ではない。
    大前提としてあらゆる能力に関することに遺伝が影響を及ぼしてい

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    2024年03月24日

    Posted by ブクログ

    行動遺伝学の研究成果。

    パーソナリティから環境まで、人間は、「遺伝」から逃れることができない。
    全てではないが、明らかな相関関係があるのが事実。
    であれば、それを前提に、綺麗事も抜きでいろんなことを考えべきだ。

    その通りだな。

    本としては、能力とか知能とかいう言葉の定義がすんげえ長い感じで、あ

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    2023年10月31日

    Posted by ブクログ

    途中、論文のような図や説明があり難しかった。作者の独特な表現もあり、内容が入りにくかったが、独自の意図があり興味深い。
    遺伝と環境要因が複雑に絡み合い相互作用していく中で、自分らしく生きることを前向きに考えたくなる。たとえ自分に前向きな遺伝子が少なく、前向きな環境に置かれていなくても。

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    2023年10月18日

    Posted by ブクログ

    作家の橘玲さんがよく著者の本を引用しているため、読んでみた。学者ならではのデータを駆使してはいるが、素人からしたらちんぷんかんぷんであまりよく理解ができなかった。ただ、文章の端々に著者の論理的思考の明晰さは感じ取れた。分からなかったという理由だけで評価を低くするのは忍びないが、その点を踏まえてこの評

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    2023年10月15日

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