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ドイツとはどういう国か。その歴史を図やイラストを使いながらわかりやすく、ていねいに描く。コラム「そのころ、日本では?」「知れば知るほどおもしろいドイツの偉人」も役に立つ。
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Posted by ブクログ
歴史や地理など、社会に対して全くと言って良いほど無知な私だが、ある映画を観てドイツの歴史に興味を持ち本書を手に取った。 1900年以降の部分しか読んでいないがかなり面白く、理解もしやすく書かれており、とても勉強になった。 WWI、WWIIに至った経緯、EU(EC)発足までの経緯、など、大人になると知...続きを読むっていて当然のような知識すら欠落している私にとって、本当に勉強になった。 ヴィルヘルム2世に興味を持ち、ネットで調べてみると、ロシアにはもっとポンコツなトップがいたようなので、近いうちに本シリーズのロシア史も読んでみたい。
ほぼ高校の世界史で理解できる範囲で、ゴート族からスタートして神聖ローマ帝国、プロイセン、からの東西ドイツを通史にした本。 文句なしの星5つ。 簡素な記述ながら、 「何を説いて何を省いたか」 を思うと、生半な知識では書けない内容。 読後、『戦後処理とは』と自国を顧みる材料ともなるだろうし、それこそが...続きを読む主体的に歴史を学ぶということ。
ザックリではあるがドイツの成り立ちから、周辺国との関係についての歴史。 小国の集合体がドイツとなったが、戦争を通して変化していく様も参考になる。
平易な文章でわかりやすい。ゲルマン人の大移動、神聖ローマ帝国の時代から、ナチスドイツ、東西統一まで。ドイツがどれだけ波瀾万丈の歴史を経てきたのか、そしてその都度立ち上がってきたのか、その一端を知ることができた。ゲルマン人が何たるか、それはこの国の歴史が証明している。この一文にドイツという国の全てが詰...続きを読むまっているように感じる。
高校の時に世界史が好きだったので、読んでみた。面白かった。 忘れている知識が結構あって、古代から現代までのドイツの歴史の流れを確認できた。他のヨーロッパや米露とドイツの国際関係も歴史が分かると理解できます。 ドイツはなかなか苦難の国だな、と改めて思いました。
わかりやすさに振り切った初歩中の初歩を学べる入門書といった印象。ドイツ史は偏った知識しかなかったけども難なくスラスラと読めました。 大まなか情報しかなかったから本当に初心者さん向け。あと文化面も一緒に学びたい場合はルネサンス、バロック、ロマン派くらいしか言及されてないので向かないかも。 でもこの本の...続きを読むおかげで大まかな内容は理解出来たので、専門書を読む前のワンクッションのような役割をしてくれるとってもいい本だと思います。
ドイツのおおまかな流れはわかったように思う。領土の拡大があったとしても基本地続きなので、イギリスに比べ格段とイメージしやすかったように思う。 このシリーズ読んでて思うが、その国の学校の歴史の教科書ってどんな感じで書かれているのだろう?ドイツの教科書の歴史の場合ナチス関係がどうかかれているかも気になっ...続きを読むた。
七選帝侯。皇帝選び。強い候補者を選ぶと、自分たちの権利を制限されるため、穏健な弱い候補者を選ぶ。毎回、弱い皇帝になる。 フン族の侵入を防ぐため東の辺境(オストマルク)を置く。後のオーストリア。 ハプスブルク家のルドルフ1が皇帝になり大空位が終った(1273)。ハプスブルク家が皇帝位を独占するよう...続きを読むになるのは15世紀から。 国の序列。王国>大公国>公国。 シュレスヴィヒ・ホルシュタイン。ドイツ人85万人、デンマーク人15万人。ビスマルク(プロイセン)はオーストリアと協力してデンマークから同地域を奪い、プロイセンとオーストリアの共同管理とする。 バイエルン(州都ミュンヘン)。オーストリアと国境を接する。当初は親オーストリア、反プロイセンだった。 オスカー・シンドラー。ドイツの実業家。ナチス党員にもかかわらず、自分の工場で働くユダヤ人を救う。
元予備校の先生が書いた、フランク王国が出来るところからメルケル首相が2013年に社会民主党と連立を組むまでのドイツの歴史。「『ドイツとは何だ』と初めて思った人に向けて、その歴史をわかりやすく紹介」(p.3)したもの。 本の装丁の感じや、イラストのタッチが柔らかく、入門者向けの歴史の本、という感じ...続きを読むだが、本当に「ドイツとは何だ」と「初めて」思った程度の人がこの本を読んだら、思ったほどよく分からないんじゃないだろうか、とかやっぱりおれ世界史苦手だわ、と思ってしまう本だった。もうこれ以上は分かりやすくならないのだろうけど、なんか教科書を読んでるみたいに頭に入って来なくて、割と苦労する。世界史の勉強ってこんなものなのかな、と思った本。イラストはおれ好みだった。激しい歴史の場面なのに人物の目が点だったり、かわいいとまではいかないけど、ソフトなタッチ。p.51の「ボヘミア人の一派が、プラハ城にいたハプスブルク家の役人を窓から落とす事件」(pp.50-1)のイラストがあり、この窓のこの場所におれは行ったことがあるらしいが(と、一緒に行った人が後でこの本を読んで言ってた)、まったくおれはそれを覚えていないくらい、歴史が頭に入らないらしい。そんなおれでも、とりあえずドイツ史で重要な人物として、ビスマルクを解任したヴィルヘルム2世、という人物は印象的だった。領土拡大を目指したけど、イギリスに譲歩した?というあたり、よく分からないけど、とりあえず「20世紀のドイツが進む道を決めたのは、ヴィルヘルム2世」(p.114)というくらい重要な人物らしい。ビスマルクとヴィルヘルム2世、ということで、名前くらいは頭に入れたい。最後はオランダに亡命したらしい(p.132)。第一次世界大戦時の徳島県の「坂東俘虜収容所」の話は、なんとなく聞いたことがあったが、「今もドイツと徳島県の交流は続いています」(p.125)というくらいのものらしい。徳島に一度行ったことあるけど、ドイツを感じるようなスポットには行ったことがなかった。 第二次世界大戦時のナチスの本はいくつか読んだことがあるが、この本では本当にあっさりと書かれている。もしかするとあっさり過ぎることが頭に入ってこないし、教科書的な感じになってしまう原因なのか?とも思った。もちろん「1冊でわかる」という趣旨に沿うにはそうならざるを得ないということも分かるけど。 最後に旧東ドイツの話をあんまり知らなかったけど、「ソ連の属国のような東ドイツの政治体制を支えたのが、秘密警察組織のシュタージ」(pp.194-5)ということで、第二次大戦後にヨーロッパの中に、そこまでの体制があったのか、と思った。 あとは今のドイツについて知らなかったことと言えば、「かつては徴兵制を採用していましたが、2011年に中止」(pp.140-1)とか(そんな最近まで徴兵制だったの)、「アンゲラ・メルケルは、もとは旧東ドイツの物理学者」(p.211)(旧東ドイツの人なの?しかも物理学者!やっぱり理系の人は文系をカバーできるんだ)とか、断片的な情報として面白いと思ったところはあった。 もう少し別のドイツ史の本を読めば、この本で書かれている全体像が頭に入ってくるようになるのかもしれない。(21/06/13)
30数年前に3年半ほど住んでいたドイツ。何度か成り立ちを理解しようとするのだが、ヨーロッパの歴史は複雑すぎて、どうにも頭に入らない。この本を読んでなんとか頭に入るのは近世、ビスマルクくらいからだなあ・・・ しかし、私たちが住んでた頃の話もこうした歴史の1ページになっているのに感心する。そうか、全然理...続きを読む解できてなかったが、そういう事情だったので、ベルリンの壁が崩れたのは突然だったんだと納得。その日のテレビを見てて思い切り驚いたのを思い出す
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