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1986年にNHKで「手塚治虫・創作の秘密」という手塚自身が作業をしている様子をリモートカメラで撮影したドキュメンタリー番組が放送されました。
番組は「マンガの神様の正体は、3日間で3時間の仮眠を取り、店屋物のチャーハンを食べながら構想を練り、必死になってマンガを描く姿でした。」と締めくくって終わります。乗り物の中やパーティーの合間に原稿を書くなど本作品のエピソード通りのハードワークをこなしていたこともさながら、リモートカメラに興味津々になったり子どもの頃に書いた昆虫の絵を僕が書いたものなんだとムキになって説明する姿、本作品にも頻繁に出てくる貧乏揺すりをする仕草などが人間・手塚治虫としても寸分違わぬ内容で驚いた記憶があります。
Posted by ブクログ
手塚治虫という天才とそれを取りまくアシスタント、編集長、編集担当など、当時の空気がよく伝わってくる。
青春モノというぐらいの登場人物たちの熱さ、とりわけ手塚治虫のピュアさには感動するが、ずっと第一線を走り続けていた人だと思っていたので、一世を風靡したあと、連載を断られるような不遇な時期があったなんてこれを読むまで知らなかった。
正直「天才」というイメージがあったが、ここまで仕事に対して凄まじい向き合い方をしていたのですね。
この空気の中にいられた人たちが本当に羨ましいが、きっとそこにいたら逃げ出したくて仕方なかったかも。
「昭和ってそういう時代だったよね・・・」と片付けてしまっては損だと思う。
時代ではなく、気持ちの問題だと思う。
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(目次)
<第1話>壁の穴
<第2話>若者たち
<第3話>逆鱗(げきりん)
<第4話>アニメ地獄
<第5話>夜明け前
<第6話>原稿を上げずに手塚先生はアメリカへ飛んだ(前編)
<第7話>原稿を上げずに手塚先生はアメリカへ飛んだ(後編)
Posted by ブクログ
ブラックジャック創作秘話 1〜4
○汗だく
中年男の仕事中の姿は漫画だろうが他の仕事だろうが変わりが無い。神様の人間っぽい姿が凄く魅力的な作品だ。と、言いたいけど、尋常じゃない仕事量は人間じゃない。これじゃ早死にする。
○神様は神様
第6話が凄い。ネットもない、FAXもない時代に、海外から電話で原稿の書き方に指示を出しているが、その際机には何も無い。
-どの本棚にある
-何冊目の本の
-何ページ目に
-どんな資料写真が
あるか記憶している。
それに対し永井豪はしっかりとこなしてから海外に出かける。結果的に締め切りに遅れることはない二人だが、ものすごい対象的である。
中学生の息子も受け入れたので、最近の小学生の教科書にも載っている人の素顔(?)のイメージも付くので、そういう意味でもオススメ。
Posted by ブクログ
物心ついたころから側にあった手塚治虫の漫画…。
存在が当たり前すぎて、制作者の苦労に思いを馳せたことがなかったけれど、本当に筆舌に尽くしがたい苦労、手塚治虫先生はもちろん、スタッフや編集者、その他大勢の方の努力があって出来た作品だったんだなあ…と改めて思いました。バクマンの2人は2本同時掲載だけでヒイヒイ言ってたのに10本とか…その尋常じゃない制作意欲と熱意と体力を心から尊敬。
現代と違って携帯もインターネットもメールもFAXもない時代だからこその、作家と編集者の熱いつながりや、信じられないような逸話がすごい(アメリカから電話で漫画の内容を指示とか…そんなこと出来るの?)
Posted by ブクログ
劇画ブームが到来し、「手塚はもう終わった」と囁かれたころ、手塚治虫が再び黄金期を迎えるきっかけとなった作品がブラック・ジャックだった。この作品の手塚治虫伝はそこから始まる。手塚治虫とスタッフの締め切りギリギリの狂騒ぶりについていまさら・・と思いつつ、知られざるエピソードがあるはあるはで読み出したらやめられない。天才とは誰もやろうともしないことや、とんでもないことを、とてつもない質で、ありえないほど大量に行う人だということはよく言われるが、ひとつこの作品を読んで天才と呼ばれる人の謎について思い当たったことがある。それは天才とはその才能が天から授けられたものであることを悟っていて、その才能を世の中に出しつくさなければいけない、という本人にしかわからない強迫にかられているのではないか?ということだ。血と汗が滲む・・というまさに、そうとしか見えないジリジリするほど描きこまれた描線が内容にピッタリ。
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少年・青年マンガ
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