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Posted by ブクログ 2014年05月13日
編集の仕事の面白さ、不思議さがよくわかる一冊。本に対する見方が変わります。
本を読むとき、その内容ばかりを気にしているような気がするけれど、実はそうではない。内容の良し悪しはもちろん重要だけど、内容を気持ち良く読者に伝えるためにはいろんなことが工夫されている。
本のサイズ、紙の種類、フォント、文...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年06月21日
テキストだけべたっとあってもそれは材料だけがそこにある。これを一つの料理のように、飾り付け、中身の味を調え、満足する「もの」として売る。それが本だ。
確かにCDの売り上げは減った。でも編集者ががんばれば本はそのまま残るかもしれない。
あの手にしたときの重量・におい・見やすさなど著差のような編集者がい...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年11月27日
なぜコピーした本の活字は読みにくいのか。また電子書籍はよみにくいのか。モノとしての本をさぐることにその答えがあった。今の時代だからこそ読む価値があるのでは。一昔前では単なる雑学本になってしまっていただろう。
・一次元の原稿を三次元に、の章全般
・校正にお金をかけない(時には全く)出版社が多いのは残...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年07月28日
本の良し悪しは、読まなくても分かる。なぜなら「いい本」には、オビから奥付まで随所に工夫が凝らされているから―。「1頁が存在しないのはなぜか」「目次と索引こそ技量が問われる」「余白の意味」「明朝体の美しさ」「本文紙は白ではない」など、数々の名著を手がけた編集歴四十余年のベテランが、本づくりについて縦横...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年06月23日
新書というものは、どうしても実用寄り&ハウツー的指南的なものが多いので、その面白さは知識が得られて面白い、ということが主流かと思うのだが、たまに、知識としてというより、読み物として面白い、そして稀に感動すら覚える、というものに当たることがあります。
これがその稀な例の一つ。
とても面白かった!
...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年10月15日
新潮社に40年勤務し書籍編集に携ってきた著者が、編集者の仕事について語った本。
本はその中身だけでなく、装丁や紙の種類、文字組み、余白のとり方、ノンブルの位置など、本を読みやすくするための様々な工夫の上に成り立っている。
私も仕事柄、編集の一端は見てきたつもりだけど、初めて知ったことや、改めて認識し...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年02月18日
新潮社で40年にわたり編集に携わった柴田光滋(1944-)による、書籍編集の紹介。
【構成】
1 本とはモノである
作りの良し悪しを見分けよう
一次元の原稿を三次元に
2 編集の魂は細部に宿る
すべては判型から出発する
頁はどこから始まるの?
目次と索引は技量が問われる ...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年07月30日
電子書籍という、本の内容だけのデータをダウンロードして読書を楽しむような時代になりつつあります。しかし、そういう合理化や効率化でそぎ落とされてしまう部分、それは装丁で選ぶ本自体のサイズや紙質やデザインだったり、フォントのサイズや種類、配置などもそうですが、本という物体まるごとをつくりだすこと、つまり...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年10月09日
2010年6月20日初版。
本の本。編集者がどのような視点を持って本を作っているかの解説本である。普段本を読んでいる人でもあまり意識しない細部へのこだわりや専門用語を知ることができる。
編集者の方は「常識」なのだろうが、本好きや著者の方は案外おもしろく読めるかも知れない。
電子書籍の時代だから...続きを読む
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